・君と僕の夏ー第一章ー 〜第一部〜
・・・各種パラメーター、オールグリーン・・・CPU及びIチップ異常無し・・・ジェネレータ、MSMR-K101〜972まで異常無し・・・
「よし!いけるぞ。」
そこには、十四、五人の人がいた・・・
−・・・腕部及び脚部制御装置解除・・・−
マニピュレーター、スチームタービン異常無し。第一、第二メイン回路異常無し。第三、第四メイン回路異常無し・・・
「いいぞ・・・いいぞ!この調子だ・・・」
・・・各部エネルギー伝達率89,03%・・・各部に損害及び故障は認められません。・・・システム・アクティビティーオールグリーン
です・・・第十二サブ・モーターに異常ッ!!・・・・・・しかし大丈夫です。
「・・・そうか・・・続けろ!」
−・・・最終チェックに入ります。各種パラメーター、オールグリーン。システム、コントロール系オールグリーン・・・−
「よし、ベットを起こせ。」
−・・・ミッドフィールドベット起動・・・−
続いて、最終制御装置パワー部、エネルギー部、サードメモリー部解除・・・起動レベル6で、起動率99,89%・・・・・・・・・
「PT-101起動!!」
「・・・どうした?何故起動しない!?原因は、何なんだ??」
・・・わかりません・・・何かが・・・何かが、プログラムを拒否してます!!
「何故だ・・・何故なんだ!!私は、お前を作るために、家族を・・・地位や名誉も捨てたんだぞ・・・!!」
「答えてくれーーーーーーーーッ!!!!〜〜〜!!」
ージリリリリリリリリリリリリリリリリリリリ・・・・・・カチッー
「ん〜〜・・・もう、こんな時間か・・・」
・・・朝が来た・・・いつも通りの朝だ・・・
[ピ〜ンポ〜ン]
「キョ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ロちゃん!!」
「朝から無駄に元気だな、お前は・・・」
俺は呆れた顔で、言った。
「キョロちゃんが元気無いだけだよ〜。」
・・・紹介が遅れたな。俺は、天城 海(あまぎ うみ)。一応、高校一年生。
そして、朝っぱらから元気なのが幼馴染みの小山内 みかん(おさない みかん)・・・俺の事を「キョロちゃん」と、呼ぶのだ・・・(汗)
「ねぇ〜、学校遅れるよ。キョロちゃんってば〜〜。んもぅ〜・・・」
俺とみかんは、何を話す訳でもなくただいつもの様に話をしていた・・・
「ねえ、キョロちゃん」
「なんだ?」
「今日からマリオネットの貸し出しが始まるんだよね」
そう!我がマリオネット部に、念願のマリオネットがくるのダ!!く〜・・・小さな頃からの夢だったんだよな〜。
ついに・・・ついに俺もマスターか・・・・・・
「・・・ロちゃん、ねえ、キョロちゃんってば!!」
「ん?あ、ああ、何だ?」
「たしか、キョロちゃんって小さい頃からマリオネットが大好きだったんだよね」
「ああッ!!」
「それで、大きくなったらマリオネットになるっていってたねぇ〜(笑)」
「ああ・・・って俺そんな事言ってないぞ!!」
「あははははは、言ってたよ〜」
−キーンコーンカーンコーン・・・−
「やべっ、遅刻しちまう!急ぐぞ、みかん!!」
「え?ま、待ってよ〜キョロちゃん〜・・・」
俺たちは、ギリギリで校門に滑り込んだ。
「ハァ・・・ハァ・・・な、何とか間に合ったな・・・」
「ハァ・・・ハァ・・・ギ、ギリギリセーフ・・・だったね・・・」
−キンコンカンコーンー
(天城 海君、天城 海君、至急職員室まで来てください・・・繰り返します・・・)
「(何だろう?)」
「・・・よう、やっと来たな」
「オッス、ゾノちゃん」
通称ゾノちゃん・・・本名御園 豊(みぞの ゆたか)先生、一応俺の担任だ・・・
「オマエ、遅いんのとちゃうか!?」
この関西弁を喋る女の子が、アレサ。正名アレクサンドラ・ニルーファ・・・縮めてアレサだ。彼女は、日本人の祖父、アメリカ人の父、
インド人の母をもつクォーターである。
「アンタが、トロトロしとるからマリオネット先選ばしてもろたで」
「あ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!??」
「・・・フン!!」
・・・ここで少し説明をしておこう。
−この学校は桜華高校、全日制の普通科の学校だ。約10Km先には「光沙」(こうさ)という地域がある。ここのは、マリオネットに関する
ありとあらゆる物がある。・・・おっと話が反れたな。この桜華高校も少子化も波に押されている。そのために使われない教室も出てきた。
今年は例年に無く多くの生徒が入ってきて十数年間使われなかった教室が、使われるようになった。その中の一つの教室の中からなん
と、壊れたマリオネット2体が発見された。一体誰の物なのか調べてみると、・・・記録が無い!!いつからあったのかも不明で、一応学校
にあった物なので、「学校の備品」という形で我がマリオネット部に一ヶ月間テストとして貸し出されることになった。
このテストは、このマリオネットが危険ではないか試すものでありその実験でもあるー
「真面目に部活してたのは、お前等2人だけだもんな。よかったな・・・ってもういない・・・忙しない奴等だな・・・まったく」
マリオネットを選んだ俺たちは、早速修理にかかった・・・。
続く・・・