シンポジウムパネリスト  篠崎 恵美 

 

私達6分科パネラーは、「死」を文化として見、話し合った6分科の報告書を大変興味深く読ませていただき、またこのシンポジウムにおいて、以下の質問及びいくつかの提案をさせていただこうと思います。
まず、安楽死についてですが、日本において安楽死の一部として尊厳死を認めているとありますが、尊厳死において@生存している間の患者の意見と、A家族の意見というのは、お互いにどこまで組み入れられているのでしょうか?
答:日本では、尊厳死を認める場合、患者・家族両方の意志が必要とされているが、今後、患者だけで大丈夫となるでしょう。
次に自殺予防に関連してですが、一九九八年日本に於いて「音楽セラピスト」という家資格が認定されました。韓国に於いて「心理音楽治療科」があるという事ですが、それは職として認定されているのですか?
答:普遍化されたわけではなくて、関心のある精神科医が集まり議論がなされている。
質問を続けます。
近代になると「死」は、社会的にタブー視されたが、今日では、再び「死」が身近な問題になったというが、それは何故ですか?
答:「死」が社会的にタブー視された後、「死」が個人レベルで考えられるものとなり社会的にも考えようという動きへとなっています。
最後に、死についての準備教育について提案したいと思います。
死について話し合う時間を設けるということの具体例として高校の「倫理」の時間を活用とされていますが、この他に、小・中学校での「道徳」の中で死についての教育を取り入れてはどうかと思います。このことによって、先に述べてあるような子供の成長に合わせて段階的に死の教育をすることが可能となるかと思いました。
そして、死についてと共に、命について(ex.命の重たさ、尊さ等)の教育もしていくことを提案したいと思います。生死両面からの教育を行うことによって、より高い死に対する認識ができるようになるのではないでしょうか?
脳死・安楽死など、現在も議論の過程にある問題を取り上げ、学生の視点で議論したということは新しい試みだったと思います。
ありがとうございました。