家庭訪問(ジョンフン宅) 永井美由紀

春川のフィールドトリップからソウルに帰るやいなや、その日の夜には家庭訪問が待っていた。韓国の一般家庭を感じる事のできるいい機会なのでとても楽しみにしていた。私は,日本側のメンバーと二人で正勳のお姉さんが住んでいる家に伺わせてもらった。家庭訪問先の家の中では一番離れていた所だったので,他の組よりも早く出発した。電車を2回乗り換えて一時間ちょっとかかる所であった。私達は,とってもお腹が空いていたのでお姉さんが用意してくれた料理が本当に沢山あって大喜びした。韓国料理というのは,副采を沢山用意するものだとはよく聞くけれども,そんな韓国料理の中でも特に沢山用意してくれたようであった。というのも,正勳自身が料理の数に驚いていたからである。私達日本人を迎える為に,腕を振るって作ってくれた料理の数々に私達は,大変満足して夕飯を終え
た。
 お姉さんの家には,中学一年生になる男の子と、その日の為にわざわざ従妹の大学生の女の子が来てくれていた。はじめは,何から話を切り出せば良いのか解らずに,お互い戸惑っていたけれども,世代が近いという事から最近の流行や興味のある事などを話し始めて、気がついたら時間の過ぎるのを忘れてしまっていた。私達が,ホテルに戻らなければ行けない時間は11時だったのだけれども,気がついたら10時を過ぎていて時間内に戻れない事に気がついた。時の経つのも忘れて話して,名残惜しみながらも帰らなければならない時間になってしまっていた。帰る時は,外までみんなで送ってくれた。ずっと手を振りつづけてくれる姿を見ながら,私達は帰路についた。
 家庭訪問後に,特に自分の韓国観が変わったという事は無かったけれども,一時の間だったが、自分達の為に用意してくれた時間を味わいながら,改めて人の暖かさに触れる事のできた経験だったと思う。本当に楽しい時間を有難う。