個人感想       沼本 美那

ウォンジュに着いた翌日の分科会議中、何よりも気になったのは、においだった。どこからともなく漂ってくるにおい、部屋全体に立ちこめるにおい、そして私の身体から発する同様のにおい。鼻の穴を通り抜け、脳みその中にまで入ってくるようで、初めの2日間くらい非常に気になった。しかし、何日か経つと、私の嗅覚は何の臭気も感じなくなっていた。そして毎日三度の食事をきっかり取り、アクティブな生活を送った。
 分科会議で通訳を介して色々な話ができたこと、報告書作成で苦労したこと、つたない英語でのコミュニケーションのもどかしかったこと、反省すべき点もあるけれど、全てを思い返してみると、素晴らしい16日間だった。
 においと同じように、16日間のことはすぐに消えてしまうかもしれない。でも、身体のどこかに止まり、ふとした瞬間に思い出したり、いつか役に立つ時が来れば、と思う。