東海自然歩道ルートガイド
2006.11.21 四谷〜宇連山〜鳳来寺〜三河大野駅
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田口〜岩古谷山〜四谷 三 河大野駅〜龍山村西川
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奥三河総合センターでたっぷり休養が取れた。
今日も辛いアップダウンの道のりだが、三河大野まで頑張っていく。
時間との戦いになる。
明智→伊勢神峠を歩いた時のようにならないためには、三河大野発、17:16発の電 車に乗りたい。できればその一本前、15:58発に乗れれば最高だ。
当然滝上バス停を降りたときからハイピッチで歩くことにする。
体力は十分(なはず…)だ。
朝6時半頃出て、田口バス停に向かう。

















奥三河総合センター敷地内に、昔田口鉄道(廃止まで10 年ほどは豊橋鉄道田口線)で走っていた車両が静態保存されていた

田口バス停で18日と同じ時刻のバスに乗る
滝上(たきうえ)バス停で下車















滝上の交差点。矢印のように右折

四谷へ県道を進む

今日は四谷の千枚田が奥までくっきり見えた(動画あり:
















四谷の千枚田の奥側

段々に田んぼが並んでいる

県道から千枚田を横側から見た









   














千枚田から県道をSカーブで進むと、鞍掛山 から来た東海自然歩道(オレン ジの矢印)と合流

(↑)仏坂トンネル手前の短いトンネル

そのトンネルの中。素掘りのトンネルにオレン ジ色の光が輝く(→)
















仏坂トンネル前に到着。
ここで
右側に仏坂峠に上がる道がある

その上がる道。
最初は階段で上がる

崖沿いの細い上り坂。
ロープはあるが慎重に歩く。
この辺りに水場があるので、必ず補給しておくこと
















急な登りを一気に上ると、ここで左折

たくさんの馬頭観音に見守られながら、標高622mの仏 坂峠に到着

90度右にターンして宇連山に向かう。
最初は尾根沿いを心臓破りの急坂を登る














四谷の集落が見える

(↑)岩と岩の間を通る。特に海老峠までは足場が悪く疲れる

狭い木の間を縫う道(→)
















海老峠を越え、宇連山まであと1.9キロ

面白いように曲がった原生林の木の中を進む

岩場の横を進む。
傾斜は海老峠までと比べて緩い
















林の中の気持ちいい道。昨日のルートや、仏坂峠から海老 峠までの道のことを思うと天国だ

宇連山への分岐。東海自然歩道はここで右に曲がるが、片 道10分くらいなので、宇連山に行ってみようと思う

宇連山頂上(標高929m)に到着。
展望を堪能
















宇連山頂上にあずま屋がある

石で土台が作られた宇連 山頂上の標識

宇連山分岐まで駆け足で戻ってきた。
ベンチで休めるようになっている
















宇連山分岐から下り。
それほど急ではないが、結構道が狭く歩きにくかった

「宇連山方面にはここから先、水がありません」の表示。
しかし水は干上がっていた。当てにしないほうが良さそうだ

斜面に設置された道。
マイナスイオンの心地いい空気を吸いながら歩く
















宇連山分岐から30分近くかかり、やっと林道に合流

すぐに右手の山道に分岐

谷沿いに歩ける。水質は少し心配だが、ここで水を補給す ると良さそうだ














数分で元の林道に復帰

(↑)少し歩くと、今度は左手の森の中に入る

渓谷沿いを歩き、川から離れると、大島の滝
(詳しい説明がクリックすると見れます)
(→)
















崖沿いでしかも足場が悪く狭い。
棚山高原への残り距離がなかなか詰まらない

長い山道を歩き、やっとさっきとは別の林道に進入

「落石注意」の標識もある中、大きな岩の横を歩く
















10分くらい歩いた所で、右手の山道へ

葉がいかにも高地という感じになってきた

木の根道を歩いていたら、奥に廃屋が
















池と別荘の廃屋。
棚山高原は、かつては別荘・キャンプ地として栄えていたのだろう

廃屋の一つ。
草がかなりの高さまで生え、人の手から離れている事がうかがえる

川売から来た道と合流
















「防犯連絡所」と書かれた建物。
愛知ワンダリングキャンプ協会の標札もあった。キャンプが出来るのだろうか?

山の中で飽きるほど見てきたササの葉も、紅葉とミックス されると、素晴らしい景色に変わる

棚山高原ももうすぐ終わりか









   
















瀬戸岩への道を分け、歩いていると、宇連山へ尾根沿いを 行く道と合流

宇連山からの合流地から一気に強烈な下りが始まる。まっ すぐに見えるが、かなりの角度なので、蛇行しながら降りる

階段を使う所も














岩の中を進む











崖沿いを木の歩道で進む所も

奥にこの先歩く鳳来寺山が見え た。一度手前側に隠れている玖老勢峠まで降りてから、尾根沿いを登らねばならない。
これはもう本格的な登山だ
















一気に階段を下り、森の中に吸い込まれる

岩場を転がりながら一気 に降り切った

岩と岩との小さな隙間に道が作られている









玖老 勢(くろうぜ)峠に到着。標高は400M余り。棚山高原が700m近くだから2キロ弱の間で300m近く降りたことにな る。これが反対 方向の歩きだと思うと、この急勾配にゾッとする。東海自然歩道の中で一二を争う過酷な坂道だろう
(短距離なら笠取山手前の階段の登りの恐ろしさも体験したが)
















玖老勢峠の道標。鳳来寺(実際は鳳来寺山)までは2キ ロ。ここからは反対に登りだ。頑張るぞ!
と思ったが、しばらくは岩こそあるものの、傾斜はさほど なく、飛ばせる道

鳳来寺山に近づくにつれ、岩がゴツゴツしてくる














「頭上落石注意」の標識

(↑)岩場の所は階段を設置してくれている。愛知県の配慮はありがたい

階段を登ると「犬戻り」(→)
















岩場の崖地に、こしらえた道。
まるでアスレチックだ

古びた階段が置かれていた。
下が岩だからだろうが、この場所ではありがた迷惑だった

クロ岩(だったはず)。
鳳来寺山まであと500mだが、この後が凄い
















岩場 を登る階段、階段、階段のハーモニー

秋葉














(↑)(→)ここが圧巻! 階段を使っての降り→登 り。何だか遊園地みたいだ。
この階段があるおかげで、コブ山も楽勝!

階段を登ると、今度は岩場の踊り場をロープ を伝わって進む
















大きな岩の横を、歩く

階段でドーンと下る。
空中散歩のようだ

頂上広場横の東西南北の方向柱









鳳来寺山

標高684m。基盤の花崗岩、片麻岩の上に、礫岩、砂岩、凝灰岩などの互層が発達した中を、新生代第三紀の火山活 動により流紋岩、石英安山岩などが貫入 し、その後の浸食や地殻変動により形成された山塊である。モミ、ツガを主とする温帯樹種にカシ類などの暖帯樹種が混在し、ラン、シダ、コケ類が繁茂、動物 の種類も多く、コノハヅク、モリアオガエルなど貴重な生物も生息している
愛 知県:愛知の文化財探訪:鳳来寺山より)

コノハヅクは「ブッポウソウ」と泣くことで、鳳来寺山のシンボルとなっている有名な鳥です。














(↑)頂上広場。岩がゴロゴロしている。時刻は 13時半。これなら、三河大野では17:16どころか15:58発も余裕だろう

奥の院への道は、岩の地面の急な下り坂(→)

岩の横を通る。
固められていて歩きやすい
















奥の院のやや手前に、あずま屋が

あずま屋の近くの岩場
テレビ局の取材なのか坊さんを岩場に座らせて、カメラクルーが撮影の準備をしていて、絶景を見れず残念

少し下って奥の院










(←)奥の院からは階段こそ整備されているものの、棚山高原からの下りに匹敵す る急な下り




六本杉。
白凰元年(672年)利修仙人がこの地の霊木7本杉のうち一本を切って薬師如来を刻み本尊としてまつった。その残りを六本杉という
(→)






不動堂のお堂








道中、岩から湧き水が流れ落ちて いる所があり、動画で撮影(














六重の塔と石仏。近くは絶壁である

(↑)その絶壁から鳳来寺本堂に降りるために、さらに急な下り道となる

絶壁を人の文明の力で階段を造り、強引に降り ていく感じだ(→)














本堂裏手に立つ鎮守堂にたどりついた











鎮守堂から本堂へ下る階段

これが鳳来寺の本堂。
思っていたより地味だと感じた。
大正年間に一度消失して、昭和49年に再建された









鳳来寺

真言宗五智教団の本山。大宝二年(702) 文武天皇の勅命により利修仙人が開山 した寺院。本尊は開山の利修作とされる薬師如来。 薬師信仰と山岳修験道の霊山として 信仰を集めた。参道の石段の数が1425段あるが、これは参道としては日本で3番目らしい。
徳川家光によって建てられた仁王門と、鳳来山東照宮は国の重要文化財に指定されている




鳳来寺山から、鳳来寺本堂まで30分以上。予想以上にかかった。
焦って本来のルートでない東照宮方面ではなく、参道の石段を少し降りてしまい、10分弱のロス。ああ〜。
時刻は14:20。あと5.8キロもあるという。三河大野で15:58の電車に乗るためには少し急がねばならなくなった















「もみじまつり」の横断幕が掲げられている駐車場への道 を行く











東照宮を過ぎ、駐車場まであと300mという所で、道は 山手方向を指している。これからまた山道を歩かねばならないのか。ああ、無常

国の重要文化財に指定されている 東照宮。
日本三大東照宮の一つとなっている。
徳川家康の父が「立派な世継ぎを」と鳳来寺に祈願した後、生まれたのが家康だったという話を聞いた
三代将軍家光が建立を構 想。
四代将軍家網の代 慶安四年(1651)に完成
















岩や木の根でゴツゴツしたハードな道だった

鳳来寺の駐車場にすぐに降りられるベンチのある休憩所

巨木が立つ尾根を行く
















急な下りになる。足場も悪く慎重に降りる

行者越の案内板。石仏や石碑があった。
昔の修険者は岩場を登って鳳来寺に行ってたのだろうが、鉄のロープで立ち入りができないようになっていた

行者越の案内板の脇に歩道橋があり、自動車専用道路の鳳 来寺山パークウェイをまたげるようになっている
















一気に斜面を下った

再び鳳来寺山パークウェイをオーバークロス。この時点で 電車の出発まで残り1時間

湯谷峠。
「これより鳳来寺へのコースは 江戸時代より多くの 修験者・文人でにぎわった街道で、 行者越などの岩場の多い坂道です。 下りへのコースは宿場町として栄えた 大野の里(三河大野)へ通じています」(案内板より)

















湯谷峠から谷に向けて一気に降りた

谷に降りきった所がここ。
ここからは道も広くなり、平坦で加速できた

谷沿いの道を早足で進む
















道が舗装になり引地の踏み切りに到着。
飯田線をまたぐ

踏切を渡り、飯田線のクイーンである特急「伊那路」が来 たので、パチリ。
ここで東海自然歩道と別れを告げる

10分歩けば三河大野駅。
時刻は15:43。
15:58発に間に合った〜























駅に 豊橋行きの電車が滑り込んできた。
16時前というのに、もう日が暮れそうだ。
晩秋というのは、なんて夜が大好きなんだろうか…。










いろいろあったが、 ついに静岡県を目の前にする三河大野までたどりついた。
西藤原から1年、雪山あり、岩場あり、中山道などの歴史的な道あり、大きな川ありで、多彩に富んだ激動のルートだった。
これで2006年の東海自然歩道歩きは終了となった









交通
[滝上・鳳来寺]
本長篠駅から豊橋鉄道バス、田口新城線で鳳来寺まで約8分、滝上まで約25分(時刻表はこちらを参照)

始発で
田口行きが本長篠駅発平日7:34発、土日休が8:11発。鳳来寺着が平日7:42、土日休が8:19。滝上着が平 日で8時位、土 日休が8:45位
本長篠方面が田口からは平日が6:06発、土 日休が6:41発。滝上には平日が6:20頃、土日休が6:55頃、鳳来寺には平 日が6:37、土日休が7:12に到着

最終便が本長篠方面が田口18:06発、滝上18:20頃、鳳来寺が18:38発。田口行きの鳳来寺発19:54、滝上発20:10くらい

他に11/1〜30の土日休日には1日2本、鳳来寺山頂行きのバスで本堂、東照宮は近くなりますが…。

滝上からは1時間くらいで四谷の東海自然歩道との合流点に。
鳳来寺からは参道を通って、1時間くらいで本堂に着きます

[三河大野]
飯田線が利用できます。
豊橋方面は始発6:09、終電が21:39、中部天竜、天竜峡方面は始発7:04、終電が22:49(中部天竜行き)です。
本数は豊橋方面が13本、
中部天竜、天竜峡方面は12本ですが、昼間の正午前後は3時間ほど電車がないときがあり、注意が 必要です

[路線図(路線図どっとこむよ り)]
http://www.rosenzu.com/brai/bra68.html

ルートマップ(ALPS routeより)


今 回 のコー ス
(<前夜泊>6:41 田口〜6:55 滝上〜)8:00 四谷で東海自然歩道と合流〜8:20 仏坂トンネル入口〜8:35 仏坂峠〜9:25 海老峠〜10:15 宇連山〜11:04 大島の滝〜11:40 棚山高原 11:45〜12:30 玖老勢峠〜12:53 犬戻り〜13:30 鳳来寺山 13:37〜14:10 鳳来寺本堂 14:20〜14:58 湯谷峠〜15:43 三河大野駅

壁 紙集(解像度1024×768:自由 にダウンロード していただけます)→壁紙集のページもご訪問くださ い
飛行機雲 四谷の千枚田 棚山高原 鳳来寺山 鳳来寺奥の院

参考資料:
■美しい散歩道:鳳来寺 山(http://www.ma.ccnw.ne.jp/sanpomichi/horaiji.html
■快楽有限公司:悦楽の 巨樹巡礼:奥三河の巨樹(http://cafe-matahari.com/r-kyozyu.htm
↑六本杉の所で参考にさせていただきました
■the summit of a mountain:鳳来寺 山(http://www.shiojiri.ne.jp/~iti/20021229.html
■Wikipedia: 鳳来寺
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%B3%B3%E6%9D%A5%E5%AF%BA
■ちょっと山に居ます: 鳳来寺 山
http://www.mtweb.jp/yamatabi/toukai/houraijisan/houraijisan.htm









<参 考図書>





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