東海自然歩道ルートガイド
2007.09.22 秋葉神社下社〜新宮池〜大日山金剛院〜家 山駅
今回のコース 交通 ルートマップ  参 考資料 参考図書・グッズ
龍山村西川〜秋葉山〜秋葉神社下社 家 山駅〜高根山〜蔵田〜市の瀬
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今回は3連休を利用して、静岡県内の東海自然歩道を少しでも 先に進めようと、長距離で途中で離脱できる交通機関もない33キロの道。
私にとっては3ヵ月半ぶりの東海自然歩道となった。

仕事を終えて、その足で金券ショップで買った株主優待券を使い、近鉄で名古屋へ。
さらに名鉄を豊橋まで進み、JRで浜松まで。










浜松市に入る

5時間半近く電車に揺られ、日が変わる直前に浜松駅に到 着
4月に泊まった繁華街のネットカフェで泊まり



6時過ぎの遠州鉄道の始発電車で秋葉神社下社に向かうつもりが、目が覚めたらもう6時半。
「うそー!!」










浜松駅から西鹿島駅まで遠州鉄道

朝の西鹿島駅

8:12発のバスに乗車
(本当は7:11発のバスに乗る予定だった)



9時頃秋葉神社下社前に。予定より1時間遅れ。
これは長距離コースを考えると、大きなハンデ。










秋葉神社下社入口

バス道からコースはわき道へ

清流気比川と秋葉橋を見る
















台地の生活道を行き、右折

鳥居から本格的な山道へ

石段のアップダウンが続く









犬居城

遠江北部の領主、天野経顕が築いたお城。
天野氏は代々、この 城に居城し、今川氏に仕えた。
やがて1568年、今川氏真の代で今川氏が滅びると、当時の城主、天野景貫は徳川家康に一度は従うも、武田氏の勢力が遠江に及んでくると、1572年に徳 川氏を離反して武田氏に従属。これが家康の怒りを買い、犬居城は攻撃される。
1574年の戦いでは、地の利を知り尽くした天野氏側が勝利するも、2年後の1576年の戦いでは、ついに支えきれず
景貫 は犬居城から逃亡。武田氏の本拠地甲斐に落ち伸びる。
今は展望台が作られ、春野の町と清流気田川が見下ろせる。










犬居城跡付近から撮った写真。
春野高校の全景が写る

下りは道幅が広い

一気に下りきり、車道に出る
















車道はやがて、国道の上をオーバークロス。
奥は
犬居橋

国道に下りてきた

犬居橋を渡る
















曹洞宗北遠三ヶ寺の一つ、瑞雲院。
かつて徳川家康が犬居城に居城していた天野氏を攻めるとき、ここに布陣したらしい

新若身橋を渡り、若身橋交 差点。
ここで右折。

クモがいたのでパチリ
















「高森」の標識が出たら左折する

登りの簡易舗装道

道が平坦になり、高森集落の茶畑
















突き当りを左折。ここからまた登り

和泉平の集落を通過。
看板には「無農薬春野の茶 えのき園」

ここで左折
















茶畑が綺麗。
景色をゆっくり見たいところだが、先のことを考え飛ばして歩く

新宮池に到着

新宮池









新宮池

和泉平の奥、山の中腹にある池。

この池には神秘的ないくつかの伝説がある。
(1)昔、この辺りは田んぼだったが、長者の娘が大蛇が化けていた花を取ってしまい、大蛇が起こって田んぼを掘ってこの池ができ、大蛇が池に棲むように なった
(2)この池に棲むようになった大蛇は、時々畑や田を荒らし、村人たちを困らせていた。
村人が何度もお願いに行くが、大蛇は言うことを聞いてくれない。
村人たちは相談し、大勢で焼き石を池に投げ入れ、大蛇を懲らしめた。
とうとう大蛇はこの池から逃げていった
(3)この新宮池には、長野県の諏訪湖の水が通っているといわれる。
諏訪にも三郎の大蛇の伝説があり、もしかすると、大蛇は両方を行き来していたのかもしれない。

7月の下旬にある地元のお祭りでは、池に船が浮かび、花火が上がる。















 (↑)新宮池の脇から山道へ

(←)新 宮神社

すぐに下りに
















一度林道に出るが、また下りに

一気に下る

元の車道に戻り、大時へ
















車道を快調に進んだ

大時の休憩所

大時から今まで歩いてきた方向を見る
















大時の四叉路。
赤字が 本線。青字は遠回り だが、勾配がゆるいルート。
両者は大光寺で合流。今回は本線を行く

きつい車道の登りがしばらく続くが、ここで土道へ

いよいよ本格的な山道
















意外とサクサク登れて尾根に。
ここで尾根から外れる

一度林道に合流

林道はやがて舗装道となり、元の車道が合流














(↑)すぐに道は山道を指す

車道をショートカットするだけに、ここは急 だった。
しかも不揃いの階段で、
非常にスタミナをロス。
(→)

クモの巣に何回引っかかりつつ、ヒーフゥー いいながら階段を登ると、10分くらいで元の車道に。
遠くにパラボラアンテナが見えるが、あの辺りが春埜山の頂上














(↑)車道を15分ほど歩き、大光寺に

時間がないので、大光寺は入口だけ(→)

大光寺では少しだけ休憩して先を急いだ。
大時で分かれた迂回路と合流し、尾根沿いの林道を行く









埜山大光寺

地 元の人たちから「お犬様」と呼び親しまれている大光寺は、曹洞宗、神仏混交の修験の山として知られています。春埜山は秋葉山と対になり、奥の院である山住 神社の里宮であったという説もあります。大光寺の本堂前には、狼の狛犬が控えていて、ここが修験道の狼信仰の山であったことがうかがえます。

守護神の太白坊は春埜山に住む天狗であると言われ、本尊である三尊天を守護するとされていま す。また、その眷属である狼を派遣し、信者の祈願成就を助けるとのことです。

大光寺の開山は、養老2年行基菩薩がこの山頂に庵を開いたことが始まりとされています。境内には行基 菩薩お手植えと伝えられる、樹齢1300年の春野杉があり、県の天然記念物に指定されています
来 福@参道:春 埜山大光寺より)

















ここで山へ入る

看板が見え、本格的な山道に

整備された階段を登ると、春埜山奥の院














(↑)小ピーク。
後で調べると、この一つ後のピークが鳥居沢山だった

(←)アップダウンが続く

鳥居沢山からは一方的に急な下り(→)



春埜山奥の院あたりから、空気が雷直前の湿っぽいものになり、
何とか平松峠まで行かないと、と駆け足で進む。
鳥居沢山の時点で、まだ平松峠まで
2キロ以上ある。
途中狭く歩きにくい所もあり、両足の太ももが危うく肉離れに










下り続けること20分。パッと景色が広がる

林道と出会う。本線が山の中に入っていったので、林道を 進もうと考えたが、思い直して本線へ

林道出会いからは、意外と緩くて歩きやすく、途中から右 手が崖となるが道幅も広い
















平松峠に到着。
大光寺から1時間余りで行けた

平松峠から金剛院までは車道歩きとなる
金剛院の山門。
天保8年建立の小屋組み。



金剛院への車道は緩い登りだが、かなりしんどい。
体が水を欲しがっている。



大日山金剛院

養老2年(718)に行基菩薩作の大日如来を本尊とし開創されたと伝えられている真言宗のお寺。
毎月1日と16日が縁日になっ ている。
本尊は胎蔵界大日如来(たいぞうかいだいにちにょら い)。脇仏として不動明王、弘法大師を安置している。
牛馬、漁民の奇病、不漁の救いの神として古来より信仰を集めている。
夏に行われる「き うり祈祷(きとう)」、秋の「火まつり」、冬の「厄除け護摩祈祷(ごまきとう)」などが有名。
八角堂には、大聖歓喜天(だいしょうかんきてん) 通称聖天(しょ うでん)様を祀っている。
厳格な仏様と言われている聖天様だが、よくよく信心すれば 七代かかって集める果福を授けるとの御誓願がある。

















山門に金剛力士像が

金剛院境内。
左側に見える建物が、八角堂。

金剛院からは山道。悪路 を行く
最初は登り基調だ
















基本的には林道だが、一部は山道 を通る。
連続した下りでかなり足が疲れ、10分毎に休憩を取らないと進めない。
















林道を横切り、再び林道

市井平の茶園














(↑)市井平の集落

こんな消防信 号の看板が(→)

グルリと左カーブ



市井平からのコンクリ舗装が疲れに輪を掛ける。
ここからは何回も休憩し、目も霞んで来た。正直危険な状態だった。










市井平橋が見えた!
金剛院から2時間も掛かった

ここで近くに小さな谷水を発見!
必死に口に入れる。
助かった…

平松峠で見た県道63号線を行き、 ここで右折
















コースからいったん外れ、文化会館から野森の池を。
これは非常に綺麗。心が救われた…。

池の周りを歩き、家山に午後6時50分前に到着。
長い一日だった…。

すぐ来た電車に乗ると、大学時代通学で何度もお世話に なったズームカー。
クラシックな座席や照明を12年振りに楽しんだ













こ の日は藤枝のネットカフェで一泊した。
翌日は東海自然歩道は歩かず、大井川鉄道を千頭まで行き、帰りにSL急行に乗車した(→こちら)。



大井川鉄道金谷駅























交通
[春野町内(秋葉神社下社〜若身橋)]
遠州鉄道秋葉バスサービスが利用可能。両者ともおよそ2時間に1本(一部時間帯 のみ1時間1本)です。
遠州鉄道の中には、秋葉神社下社を通らないものもあり、要注意。

※若身橋〜家山駅まではバスはありません。
大時〜
春埜山大光寺では、迂回路の途中花島からさらに下ると、花島下バス停があって、月・ 水・金に浜松の運行するバスがあるようなのですが、時刻は不明です。

[家山]
大井川鉄道の 電車があります。
およそ1時間に1本。
SL列車もありますが、事前に予約しないとほぼ難しいかも。

ルートマップ(ALPS routeより)

今回のコース
8:55 秋葉神社下社〜9:30 犬居城〜9:55 若身橋〜11:15 新宮池 11:25〜12:30 大時〜13:40 春埜山大光寺〜14:45 平松峠 14:50〜15:15 大日山金剛院 15:25〜16:40 市井平〜17:25 市井平橋(八垂の滝)〜18:00 野森の池 18:05〜18:50 家山駅(〜20:00頃 藤枝<泊>)

参考資料:
■Wikipedia:天野氏
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A4%A9%E9%87%8E%E6%B0%8F
■史跡夜話:遠江国:犬居城

http://www15.ocn.ne.jp/~yawa/menew/totoumi/shiseki/hokuen/inui.j/inui.j.html
■城郭写真記録:犬居城
http://www.geocities.jp/shiro20051212/Inuijyou.html
■春野の観光:新宮池
http://www.venus.dti.ne.jp/~take-cha/kanko/image/kanko_15.htm
■伊沢園へようこそ:新 宮池の伝説
http://www2.wbs.ne.jp/~izawaen/shinguu.html
■静岡県森町:神社仏閣
http://www.town.morimachi.shizuoka.jp/sigh/jinjabukkaku/sonota.html

■川根温泉道の駅:大日 山金剛院
http://www.kawane-t.jp/shosai.html?bun_code=96









<参 考図書、グッズ>





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