「奇妙なフロントウイング」
2001年、ベネトンがつけてきた、「ステップドウイング」・・・。
なんで、こんなの作ったのかなあ?と疑ってしまいました。
一番最初に空気を切り裂く、フロントウイングが、
こんなに角ばっていたら、乱気流を発生させてしまうんじゃないのかな?
例えば飛行機なんかでも、先端が角ばっているのってないじゃないですか?

まっすぐ走る分にはいいんですけどね。
ただ、F-1でダウンフォースが必要なのはコーナーです。
ですんで、普通は、

こういった、三次曲面のウイングでした。
ベネトンもやっぱり、「こりゃダメだ。」とわかって、
シーズン後半には、この三次曲面に変更しました。
で、さらに最近までわからなかったウイングがこれです・・・。

お台場のメガウエブで撮影してきた、トヨタTF103(2003年型)なんですが、
TF102(2002年マシン)でも、このフロントウイングをつけたこともあります。

フロントノーズの下まで、ウイングがウチワのようにせり上がっています。
これでは、ノーズとウイングの間が狭く、
走行中、ここに空気がよどんでしまうのでは?
ところがフェラーリもザウバーもこんなウイングだったんです。
シロウト考えなら、下の写真のようにします。

最近わかったんですが、F-1ではストレートよりコーナーで
ダウンフォースが必要です。
まっすぐ走ってるときは、このウチワの部分の両側に空気がこぼれて行き、
コーナーでは空気が斜めの方向から入ってきますので、
ウチワの下側でダウンフォースが得られるんですね。
(つまり、ウイングの断面積が増える)
でも、たしかに空気抵抗になることは間違いなく、
高速サーキットでは、このウチワがないウイングに
付け替えていましたね。
いやあ、やっぱり専門家の考えは違うなあ、と実感しました。(笑)

