この街に大輪の花が灯る頃
疲れた体を引きずるように私はこの場所に流れ着く
その明かりに背を向けて
私と同じように置き去りにされたビルを眺める
行き交う人に気遣うまでも無く
人々は私を避けて行ってくれるから
私はそこに佇む事が出来る
迷子の猫のように
怯えた目をしていたのは私
迷子の子供のように
母親の手を求めていたのも私
そのぬくもりを捜し求めて
ならない電話は私の手を逃れて
行き交う人の中で少しずつ形を無くす
人々に背を向けて
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