GUN BRAVE







GUNBRAVE








今の時代より遙か未来・・・・・・・・・・
世界は、法は意味を成さない世界と化していた
その原因を作り上げた世界規模に拡大した組織
「アヴェンジャー」
それが、各国の警察機関や軍務機関を麻痺させていった
その組織の真の姿は闇の世界の住人・・・・・・・・
即ち殺し屋、マフィアなどの組織を抑圧する組織として作られた
だが、ある時を境にアヴェンジャーは暴走を始めた
20XX年 9月
世界の中心都市である「ユナイテッドアーツ」
夜にも関わらず人々がこの街を歩いている
車が道路を行き交っている
そして決して静寂とは言えないが静かなその中で爆発が起こった
ドゴォォォォォォォォォォォォォォォォォォォン
摩天楼の一角であるビルで爆発が起こった
そして、その日犯行声明があげられた
ビルにつけられた巨大液晶ヴィジョンに一人の男が映し出された
「我らはアヴェンジャー、先程の爆発は世界政府に対する宣戦布告だ、我々の要求が受け入れられなかった場合、このユナイテッドアーツを消滅させる」
そのヴィジョンに映し出された男がそういうと 街にいた人々は我先にと走り始めた 「私の名はルーシェン=G=クレイマー、我々は世界政府にたった一つだけ要求する、その要求とは、SS級犯罪者を収容されている「アナハイラス」を我らに渡すことだ」
一方世界政府の要人達は
「馬鹿な!!アナハイラスを明け渡せと言うのか!!」
「アヴェンジャーは元もと闇の世界に住まう者達を抑圧するために作られた組織なのだぞ?!それに従うなど言語道断!!」
「落ちつけ、ならば、ユナイテッドアーツに住む者達を見殺しにしろと言うのか?」
「グラハム殿、カリス殿落ちつけ」
「しかし、アナハイラスを明け渡しては、SS級犯罪者が解放されることになるんですよ?!落ちつけという方が無理です!!」
グラハムと呼ばれた若い青年が初老の老人に口答えをした
「どうします?アナハイラスを明け渡しては我々にも危害が及びます」
「じゃが、ユナイテッドアーツの市民を殺すわけにもいかぬ・・・・・・・」
議会は苦渋の決断を迫られた
「・・・・・・・・・・・・・・・」
「市民の命には代えられぬ・・・・・・アナハイラスを明け渡す」
「「「「カーシェン殿!!」」」」
カーシェンと呼ばれた初老の老人はそういう判断を下した
そして、アナハイラスに収容されていたSS級犯罪者が解き放たれた
アナハイラスがアヴェンジャーに明け渡され数週間後
大都市ルヴェルシティ南西200km地点にあるルヴェル基地にて
ドグォォォォォォォォォォォォォォォォォォン
「て、敵襲だーーーーーー!!ぐへぁ」
敵襲と叫んだ男の眉間にナイフが突き刺さった
「ヒャッヒャッヒャッ・・・・・・・もろいなぁ・・・・・・」
その男は眉間に刺さったナイフを抜き血をなめた
「クラートゥそれくらいにしておけ」
一人の男がナイフについた血をなめている男をクラートゥと呼んだ
クラートゥ=オシリス赤ん坊でも喜んで殺す殺人狂で
人殺しのみで快楽をえる男・・・・・・・・・
「何だぁ?ルディアス、お前は殺さないのかぁ?楽しいぜぇ・・・ヒャッヒャッヒャッ!!」
ドゥン
クラートゥが拳銃を撃つと応戦している軍の兵士が一人死んだ
「フン・・・・・・・勝手にしろ」
ルディアス=J=クレイフェル
傭兵として戦場で名を馳せている男である彼は古強者で
一度戦うと全力を尽くす獅子のような男・・・・・・・
「そうかぁ・・・・・ならそこで見ていな、俺が全部殺してきてやらぁ」
クラートゥは拳銃を構えると乱射した
ドゥンドゥンドゥンドゥン
四発の銃声と共に四人の兵士の命が消えた
「逃げろ!!逃げろ!!俺が狩ってやるぜぇ〜ヒャーーーーーーーヒャッヒャッヒャ!!」
弾の無くなった銃を放り捨てると死んだ兵士の持っているマシンガンを両手に持った
ダダダダダダダダダダダダダダダダッ
更にクラートゥがマシンガンを乱射して兵士を殺していった
そこへ、ロケットランチャーを持った兵士が来た
「死ね!!」
ドヒュゥン
「ヒャッヒャッヒャッ!!」
ドゴォォォォォォン
爆発が納まると
そこにはクラートゥの姿はなかった
「ここだぜぇ〜〜〜〜」
声がして兵士が後ろを向くと同時に突きつけられていたマシンガンが火を噴き
兵士の頭は砕け散った
「フン・・・・・・クラートゥそれくらいにしておけ、もう俺達の任務は終わっている」
「へっ!俺はもっと殺したいんだよぉ!!」
「なら、ボスの命令に背くというのか?」
ルディアスがそういうとクラートゥの動きが止まった
「わ、分かったよ・・・・・」
クラートゥがそういうと2人は燃えさかる炎を背に闇に消えていった
アナハイラスから解き放たれたSS級犯罪者達の手によって次々と世界各国にある警察機構と軍務機関が襲撃されていった
そして、数年が経った・・・・・・・・・
真夜中に二つの影が路地裏を走っていた
「ハァハァハァ・・・・・・・・」
「いたぞ!!こっちだ!!」
その2人を追いかけている数人の男が銃を抜き2人にむけて撃った
ドゥンドゥンドゥン
三発の銃声が聞こえると壁にあたり跳弾になった
チュインチュインチュイン
「いつっ!!」
後ろを走っている女性の左肩をかすったらしく少しだが血が出ていた
しばらく走ると2人は身を潜められる場所に身を潜めた
「杏子(きょうこ)大丈夫か?」
「え、ええ、少しかすっただけよ」
杏子と呼ばれた女性は左肩を押さえていた
「それよりアルフェス、追っ手は?」
「今のところ誰もいないぜ」
アルフェスと呼ばれた青年が顔を少し出し追っ手を確認するとどうやら撒いたらしく誰もいなかった
「アヴェンジャーか・・・・・・・まさか、俺達の作りだした組織がああいう暴走をするとはな」
「確かにね、私達がまだ指揮をしていた時はまともだった、でもルーシェンが指揮をし始めたアヴェンジャーは私達が作り上げたアヴェンジャーではなくなっているわ」
「アヴェンジャーは俺達が作り上げた組織だ、それを俺達の手自らの手で無に帰す!!」
「そうね・・・・・・・・とりあえず今日は家に帰りましょ」
「ああ」
2人は隠れていた場所から出ると走っていった
アルフェス=シルヴィード、杏子=D=ラインハルト
この2人が今や世界規模に膨れ上がった犯罪組織と化したアヴェンジャーを作り上げた
そして、闇の世界を安定させていった
当時、アヴェンジャーに逆らった組織や人間は数多くいた
逆らった組織は壊滅させられSS級犯罪者としてアナハイラスに収容されていった
即ち、アナハイラスとはかつてアヴェンジャーに逆らった者達が収容されている場所だったのだ
数年前に起こったユナイテッドアーツ事件をきっかけにアヴェンジャーは犯罪組織へと変貌したのだった
そして、2人の住む家にて
「ふぅ・・・・・・・・」
「ありがと」
アルフェスが銃の弾のかすった杏子の左肩の手当をしていた
「今日はとりあえず寝るか」
「そうね、それじゃお休み」
2人は大きめのダブルベットに入って眠りについた
一方その頃アヴェンジャーの本部にて
「クラートゥ、ルディアスが帰還しましたがどうされますか?」
かなり広い部屋に一人の男が机に座っていた
「ここに呼べ」
「かしこまりました」
女性が出ていきしばらくするとクラートゥ、ルディアスが部屋に入ってきた
「ボス、お呼びですか?」
「もっと人殺しできるのか?」
「ああ、もっと人を殺すことができるぞ」
男はクラートゥの問いに答えるかのようにそういうと一枚の紙を取り出した
「次の襲撃基地はここだ」
その紙には地図が書かれていた
その地図に書かれていた場所は
遙か西にある島国イナセウスと書かれていた
「分かりました、で、俺とクラートゥ以外には誰が赴くんですか?」
「お前達2人とアルファ=ラーウィン、セイドラック=アルフォン、そして、アルティナ=レイドナーだ」
その男がそういうと、ルディアスは眉をひそめた
「あ、アルティナ=レイドナー?!」
「ほぅ・・・・・・知っているのか?」
「"ジェノサイドエンジェル"・・・・・・・・・・・」
「殺戮の天使?」
「ええ、彼女は戦場でそう呼ばれています」
「そうか、まぁいい、とりあえずはイナセウスにに残る最後の基地を破壊しろ良いな」
「分かりました」
「ヒャッ〜〜〜〜ヒャッヒャッ!!また血を見ることができるぜぇ〜〜〜〜〜」
クラートゥがそういうと扉を開け2人は出ていった
2人が出ていったあと男はガラス張りになった壁の前に立ち摩天楼を見下ろした
「この世界を我がアヴェンジャーで牛耳るのも時間の問題だな・・・・・・・・クックックッ・・・・・ハッハッハッハッハッ!!ハーーーーーーーーーハッハッハッハッ!!」
摩天楼を見下ろし彼は笑い始めた
彼の名はルーシェン=G=クレイマー先のユナイテッドアース事件でアナハイラスの囚人の解放 そして、アルフェス、杏子と言う二人の指導者を失ったアヴェンジャー暴走の張
本人である
そして、次の日
朝日がカーテンの隙間から射し込み杏子が目を覚ました
「う・・・・・・・・・ん・・・・・・・・」
杏子が目を覚まし体を起こすと隣で寝ていたはずのアルフェスがいなかった
「・・・・・・・・・・・・・・・・・」
まだ、起きたばかりで少し寝ぼけているらしく眼をこすっている
「あれ?アルフェスぅ?」
間の抜けた声でアルフェスを呼ぶと
「ん?やっと目が覚めたか?」
アルフェスはコーヒーをすすりながら新聞を読んでいた
「シャワー浴びてくるわ・・・・・・・・」
杏子は着替えの下着を出すとバスルームへ歩いていった
彼女が服を脱ぎ裸になるとバスルームの中に入った
そして、シャワーの蛇口をひねりお湯の温度を調節する
頭から浴びた
しばらくして杏子がシャワーを浴び終わり出てきた
「ふぅ・・・・・・・・さっぱり♪」
ブラはつけておらず下着だけの姿で頭をバスタオルで拭きながらリビングに来た
彼女の長いブロンドの髪が水に濡れ窓から差し込む光が反射して美しく見えた
「おい、杏子」
「ん?何?」
「ブラぐらいつけろよ・・・・・・・・」
「いいじゃない、ブラって締め付けられるから嫌いなのよ」
杏子がそういうと髪を拭いていたバスタオルを身体に巻き付けた
「で、何か情報はあった?」
「ああ、クラートゥ、ルディアス、アルファ、セイドラック、アルティナの五人がイナセウスにある基地を襲撃する」 「イナセウス・・・・・・・・・となると、デュラクセル基地ね」
「ああ、流石だな」
「まぁね♪」
そして、杏子は朝食を食べ始めた
朝食を食べ終えると2人は服を着替えた
アルフェスはジーパンにタンクトップのシャツ、その上に紅いジャケットを羽織りサングラスをつけたそして腰には変わった銃が下げられていた
杏子は黒を主体とした動きやすそうな黒いズボン、タンクトップのシャツでその上に黒いジャケットを羽織りサングラスを額の上らへんまで上げ前髪を抑えていた
無論杏子も銃を持っていた
「それじゃあ、行くか」
「ええ」
アルフェスの運転する旧式の車が地を駆けていった
一方その頃
「よぉ・・・・・久しぶりだな」
ルディアスが一人の女性に声をかけた
「貴様か・・・・・私に何のようだ?」
その女性はルディアスを突き放すかのような言葉を発した
「つれないな、ジェノサイドエンジェル」
「私をその名で呼ぶな、反吐が出る」
その時、2人の男が入って来た
「貴様か?ルディアスってヤツは」
「そうだ、お前は?」
男にたいしてルディアスは名前を聞き返した
「俺か?俺はアルファ・・・・・・アルファ=ラーウィンだ」
アルファと名乗った男はルディアスの前にいる女性に目を付けた
「ひゅ〜〜〜〜〜♪いい女じゃねぇか」
アルファはアルティナの前に立った
「俺と一晩どうだ?」
アルファがそういうと彼女は黙ったままだった
「・・・・・・・・・・・・・・・・・」
「おい、何か言ったらどうだ?」
「失せろ」
「な、何だと?!」
アルファが銃を抜こうとしたその時アルティスはアルファよりも早く銃を抜き額に押しつけた
「私を甘く見るなよ?」
「その銃は・・・・・・まさかお前がジェノサイドエンジェル?!」
「そうだとしたらどうする?」
「運がなかったと諦めるしかない」
「フン・・・・・・・二度と私にあんな言葉を言うなよ、次は命がないと思うのね」
アルティスは銃を収めると腕を組み息を整え眠りについた
「とりあえずは、イナセウスに行くぞ」
ルディアスがそういうと車を走らせた
そして、数日過ぎアルフェスと杏子はイナセウスに向かう船の上にいた
「アルフェス」
「ああ、分かっている」
部屋の中でくつろいでいると足音が部屋の前で止まった
その時、ドアがノックされた
コンコン
ドアのノブが廻ると同時にドアの前にいた男は銃を撃った
ドゥンドゥンドゥンドゥンドゥンドゥンドゥン
銃弾はドアを貫通した
その後、走っていく足音が聞こえた
「やはりな・・・・・・・・・・」
「死体を確認しないと言うことは、脅しと取ればいいのかしら・・・・・・」
「ま、そう考えるのが妥当だな」
2人は穴の空いたドアを目の前にして雑談していた
そして、次の日2人はイナセウスに到着した
アルフェスの運転する車は一路ドライヴェンツ基地に向かっていた
基地の近くの小高い丘に車を止め杏子が双眼鏡で基地を見ていた
「本当にあそこなの?」
「ああ、イナセウスにはあの基地一つしかないからな、他の基地はもう壊滅させられている」
そういうと、腰に下げてある銃の手入れを始めた
しばらくして
「アルフェス!!ヤツらよ!!」
「本当か?」
アルフェスは杏子の持っている双眼鏡を持つと基地を確認した
すると、そこにはマシンガンの二丁拳銃をしたクラートゥが兵士を虐殺していた
「アイツは、クラートゥ!!」
「何ですって?!」
「杏子!!早く行くぞ!!」
「分かったわ!!」
アルフェスはエンジンをかけるとハンドルを切り基地へ向かった
数分後
「ヒャッーーーーヒャッヒャッヒャッヒャ!!死ね!!死ね!!死ねぇ〜〜〜〜〜!!」
クラートゥがマシンガンを乱射しているとそこへアルフェスと杏子の二名が到着した
「クラートゥ!!」
「てめぇは・・・・・・アルフェス!!」
クラートゥが声のした方を向くとアルフェスがたっていた
「まだ人を殺すつもりか?」
「俺は、もっともっと人を殺したいんだ・・・・・・邪魔するなぁ!!」
マシンガンをアルフェスの方にむけると乱射し始めた
ダダダダダダダダダダダダダダダダッ
アルフェスはクラートゥがトリガーを引くよりも早く横に回避していた
チュインチュインチュインチュインチィンチュイン
銃弾はアルフェスにあたることなく壁にあたった
「どうした、クラートゥ」
「ルディアス、貴様もいたのか」
「お前は、アルフェス=シルヴィード!!」
ルディアスがクラートゥと相対している男の顔を見ってそう叫んだ
ルディアスも銃を抜きアルフェスに向かって撃った
ドゥンドゥンドゥン
アルフェスは片手をかざすと円形の光が発生した
その円形の光によってルディアスが撃った銃弾は全て防がれた
チュインチュインチュイン
「ライトシールド?!」
「残念だったな」
アルフェスはジャケットの内側にある拳銃を抜き撃った
ドゥンドゥンドゥン
三発の銃声がした
その三発の銃弾は的確にクラートゥ、ルディアスのもつ銃をはじいた
「しまった!」
その時アルフェスに向かって一発の銃弾が撃たれた
ドゥン
だが、そこに一人の女性が割って入りライトシールドで銃弾をはじいた
チュイン
「杏子=D=ラインハルトか・・・・・・・・・・・・・・」
一人の男が歩み寄ってきた
「あなたは、セイドラック!!」
「まさか、アヴェンジャー創設者2人がここに来るとはな」
「俺達のことを忘れてねぇだろうな」
セイドラックの後ろから更に2人現れた
「アルファ=ラーウィンに"ジェノサイドエンジェル"アルティナ=レイドナーか」
「アルフェス、俺達をアナハイラスにいれたことを死して後悔するんだな」
クラートゥ、ルディアス、アルファ、セイドラック、アルティナに銃をむけられた
「死ね」
ルディアスがそういうと全員が銃を撃った
2人は両手のライトシールドをかざし銃弾を防いだ
「ライトシールドはそう何回も使える物ではないわ」
アルティナそういうよ銃を何度も撃った
ドゥンドゥンドゥン
「くっ・・・・・・・」
アルフェスのライトシールドのエネルギー残量が減り始めた
しかし、その隙に杏子が銃を撃った
ドゥンドゥンドゥン
銃弾は的確にアルティナの銃をはじいた
次の瞬間ライトシールドで防御していたアルフェスが二丁拳銃でアルティナを覗く全員の銃をはじいた
ドゥンドゥンドゥンドゥン
「な、何だと?!」
「これでもまだやるか?やるのなら貴様ら全員死ぬぜ」
アルフェスの温和な顔つきが一変しアヴェンジャーを指揮していた時の顔に戻った
その目つきはまるで全てを凍り付かせるような眼だった
それと同時にアルフェスから先程まで感じられなかった殺気が放たれた
その殺気によって杏子を覗く全員が金縛りにあったように動けなくなった
「(か、身体が動かない・・・・・・・)」
「(こ、これが・・・・・・・・・)」
「(アヴェンジャーの創設者にして)」
「(最強の男・・・・・・)」
「「「「(アルフェス=シルヴィードの実力なのか?!)」」」」
だが、アルティナはその殺気を受け流していた
「アルフェス・・・・・・・流石と行った方が良いのかしら?」
「やはりお前には通用しないか、ジェノサイドエンジェル」
アルティナの手には古い銃が握られており、その銃口をアルフェスに向けた
「リヴァイダーの"エンジェルウィング(天使の翼)"か・・・・・・・」
「リヴァイダーを知っているのか?」
「まぁな」
アルティナの問いに曖昧に答えるアルフェス
「アヴェンジャー最強の男の実力、見せてもらうわ」
アルティスはトリガーを引いた
すると、銃口に白い光の粒が集中し始め複雑な構造をしている銃身が発光し始めた
ヒィィィィィィィン
「死ね・・・・・・・・」
そう呟くと、凄まじい音をたて銃口から無数の光の弾が飛び出しアルフェスを襲った
カッ
ズシュォォォォォォォォォォォン
「甘いな・・・・・・・」
襲いかかる光の弾を回避しながら腰に下げている古びた銃を抜いた
「ま、まさか!!それは!!」
アルフェスの手に握られた銃を見た瞬間アルティナは戦慄を覚えた
アルフェスが銃口を向けトリガーを引くとアルティナの持つリヴァイダーとは違う効果が現れ始めた
漆黒の光が銃口に集中し始めた
そして、その銃口から光が解放されると圧縮された黒い光はレーザーのようにアルティナのすぐ真横を通り過ぎていった
ズドォォォォォォォォォォン
「それは、"シュヴァルツシャイン(黒い光)"?!」
「ご名答、そして、これが俺がアヴェンジャー最強の男と呼ばれる由縁さ」
アルフェスはシュヴァルツシャインと呼ばれるリヴァイダーをアルティナに向けた
「くっ・・・・・・まさか貴方がシュヴァルツシャインを使っているなんて」
「これ以上戦るつもりか?」
アルフェスはアルティナにゆっくりと歩み寄って行った
「・・・・・・・・(下手に動けば殺される)」
「おい、俺は人を殺す気はないぜ」 「えっ?」 「あのなぁ、俺はもうアヴェンジャーの人間じゃないんだぜ?」
「なら・・・・・・・なら何故アヴェンジャーという組織を作った?!!」
その時、一発の銃声が響いた
ドゥン
アルティナの腹部から紅い真紅の血が流れ出た
「えっ・・・・・・・・・・?」
アルティナは撃たれた場所を抑え地に倒れた
「アルティナ!!」
アルフェスは倒れたアルティナを抱きかかえた
「杏子!!アルティナを頼む!!」
「分かったわ!」
杏子がアルティナの傷の応急処置を始めた
アルフェスがそう言った後銃声の聞こえた方向に振り向くと一人の男が立っていた
「久しぶりだな、アルフェス」
「てめぇは・・・・・・・・ディーヴァル!!」
アルフェスが銃を向ける
「何故だ?!何故仲間であるアルティナを撃った!!」
「仲間?ふざけるな、俺は貴様を殺すことができればそれで良い」
ディーヴァルと呼ばれた男がそういうと銃口をアルフェスに向けた
「死ね・・・・・・・・」
ドゥン
一発の銃声が響いた
アルフェスはそれを避けた
「てめぇ・・・・・・・・・」
「駄目よ!!アルフェス!!」
「杏子、駄目だ・・・・・俺は完全にキレたぜ・・・・・・・・・」
アルフェスの碧眼が見る見ると黒く変わっていった
「行くぜ・・・・・・・・・・・」
ドゥン
アルフェスはリヴァイダーを腰のホルダーに収めて普通の銃を二丁拳銃で撃った
その銃声は一発だけだったが一瞬にして5発もの銃弾がディーヴァルを襲った
しかし、ディーヴァルは真横に走った
「それが本気か?!アルフェス!!」
「ざけんなぁ!!」
アルフェスの銃を撃つスピードが更に上がった
ドゥンドゥンドゥン
「ハハハハハハハッ!!そうだ!!もっと俺を楽しませろ!!」
ディーヴァルはただアルフェスの撃つ銃を避け続けていた
「(おかしいわ、ディーヴァルは攻撃する素振りすら見せていない、どういう事?)」
ドゥン
ディーヴァルの撃った銃がアルフェスの左手に持っている銃をはじいた
しかし、アルフェスははじかれた銃を空中に浮いている間に握った
「何?!」
ドゥンドゥンドゥン
アルフェスの撃った銃の弾がディーヴァルの左胸を貫いたかに見えた
「惜しかったな、アルフェス」
「何?!」
ディーヴァルは左胸の内ポケットに手を入れてあるものを取り出した
「まさか、こいつに救われるとはな・・・・・・・・・」
左胸から取り出されたのはアルフェス、アルティナと同じリヴァイダーだった
「リヴァイダー?!まさかお前も!!」
「そうだ、このリヴァイダー・・・・・・・"ブルーブラッド(青い血)"で貴様を殺してやろう」
ディーヴァルはリヴァイダーの銃口をアルフェスに向けた
「そう簡単に殺されてたまるか!!」
アルフェスもリヴァイダーを抜きディーヴァルに銃口を向けた
2人とも同時にトリガーを引いた
アルフェスのリヴァイダーには先程と同じように黒い光が集中し始めた
ディーヴァルのリヴァイダーには青い光が集中し始めた
「クラートゥ!!アルファ!!セイドラック!!ここは退くぞ!!」
ルディアスが祖叫ぶと四人は姿を消した
その直後2人のリヴァイダーが火を噴いた
ズゴォォォォン
黒いレーザーのようなものと青い凝縮された弾がぶつかり合った
「に、逃げなさい・・・・・・杏子」
「アルティナ、気がついたの?」
「え、ええ・・・・・・・・」
「大丈夫よ、一応リフレクターシールドを張っておいたから」
「リフレクターシールド?!あなた達どれ程の武器を持っているというの?!つっ・・・・・」
リフレクターシールドによって、二つのリヴァイダーのエネルギーのぶつかった爆発の衝撃はかなり吸収されていた
だが、それでもかなりの衝撃があった
「くぅ・・・・・・・・」
凄まじい土煙の中アルフェスは片膝をついた
その土煙がはれていくとディーヴァルはたっていた
「ちっ・・・・・・・俺の負けか・・・・・・」
アルフェスが覚悟した瞬間ディーヴァルは血を吐き倒れた
リフレクターシールドを解除した杏子はディーヴァルに近づき息を確かめた
「どうだ?」
アルフェスが杏子に聞くと
杏子は首を横に振るだけだった
「やはりか・・・・・・・・」
リヴァイダーのエネルギーがぶつかり合えば凄まじい爆発が起こる
そして、その爆発のエネルギーの余波は確実に片方に死をもたらす
これは、リヴァイダー使いにとって誰でも知っていることだった
だが、リヴァイダーは超古代文明の遺産であり持っている者はまれであった
「とりあえず、ディーヴァルの持つリヴァイダーを回収してホテルに戻りましょ」
「ああ、分かった」
アルフェスと杏子はアルティナを車に乗せると
ここから、3〜4km離れたイナセウスの首都リファインに向かった
次の日イナセウスのドライヴェンツ基地がアヴェンジャーに襲撃されたと報道された
アルフェスはいつも通りコーヒーを飲みながら新聞を読んでいた
「ドライヴェンツ基地壊滅!!アヴェンジャーの襲撃か?」
と大きな見出しで書かれていた
「アヴェンジャーか、ここまで肥大化した組織を相手に俺と杏子だけで勝てるかどうか分からないな・・・・・・・」
丁度シャワーを浴びてきた杏子がでてきた
「でも、勝たないと世界は確実にアヴェンジャーに牛耳られるわね」
「ああ・・・・・・・・」
いつも通り下着だけでブラもつけずバスタオルで髪を拭いている杏子の言葉にただ頷くだけのアルフェスだった
そして、ベットにはアルティナが眠っていた
彼女が言うには栄養をとり眠っておけば早く傷は治ると言うのだ
そして、それから何も起きないまま2週間が過ぎた
たった2週間で銃創は残っているが腹部の傷が完治した
「アルティナ、俺達と一緒にアヴェンジャー壊滅に力を貸してくれないか?」
「何故?・・・・・・・と言いたいところだけどあなた達には命を救われたわ」
「それじゃ・・・・・・・・」
「でも、勘違いしないで、私は私を裏切ったヤツらを殺すタメに戦うわ」
「協力ではなく共闘するとでも言いたいのか?」
「ええ、その通りよ」
「ま、それで良いだろう」
アルティナの答えに納得したのかアルフェスはそう答えた
「これからどうする?」
「とりあえず、情報収集だ」
家に戻ってきた杏子はコンピューターの電源をつけた
「さてと・・・・・・・・・・・いっちょやりますか♪」
キーボードを軽快に叩く杏子はどことなく楽しそうだった
30分もするとアヴェンジャーの情報機関に入り込んでいた
さらに数時間が過ぎた
杏子はコンピューターの電源を切った
「何か収穫はあったか?」
「てんでなかったわ」
杏子は肩をすくめそういうと
アルフェスはアルティナに知っていることを聞いた
「そうか、アルティナ、何か知っていることはないか?」
「無いわ」
アルティナが簡潔にそう答えるとアルフェスは舌打ちをした
「ちっ、打つ手なしだな」
と、その時チャイムが鳴った
ピンポーーーーン
「杏子、でてくれ」
「分かったわ」
杏子が玄関のドアを開けた
用心のためにズボンの後ろに銃をいれていた
「杏子=D=ラインハルトさんはいますか?」
「私ですが・・・・・・・何か?」
杏子は少し顔をしかめた
「そうですか・・・・・・・・・・・・」
目の前の男がそういうといきなり銃を突きつけた
「死んで貰います」
「?!」
だが、杏子はあらかた予想がついていたのかズボンの後ろにさしてあった銃を抜いた
ドゥン
銃声があたりにこだました
「杏子!!」
「だ、大丈夫よ、少し頬をかすっただけよ」
杏子はとっさに頭ではなく腹を打っていた
何故なら、頭だと後ろに倒れる瞬間にトリガーを引けば銃弾は相手を襲う
だが、腹を打たれた場合は上半身が前にのめり込むため銃弾は地面に発射されるからだった
2,3日すると杏子とアルフェスの住んでいた所はもぬけの空となっていた
そして、更に三日が過ぎた
「アルフェス、どう?」
「問題ない、そっちはどうだ?」
「こっちも問題ないわ」
「アルティナ、どうだ?」
「無論問題はない」
アルフェス、杏子、アルティナの3人はある場所を襲撃しようとしていた
そこは、アヴェンジャーの支部で数十人のアナハイラスの収容者がいた
「行くぞ!!」
「「了解!!」」
アルフェスがそういうと手に持っている遠隔操作の爆弾のスイッチを入れた
すると、その支部の各所から爆発が起こった
ドゴォォォォォォォォォォォォォォォォン
その爆発が起こったと同時に3人は支部を襲撃した
「て、敵襲だーーーーーーーー!!」
いち早くアルフェス達に気がついた男がそう叫んだ
「遅い!!」
ドゥン
アルフェスの銃が火を噴きその男の眉間を貫いた
「杏子、アルティナ、ここから一人で行動するぞ、目指すのは最上階にある部屋だ」
「分かったわ、そこで落ち合いましょう」
「分かった」
アルフェスの言葉通り3人はばらばらに最上階を目指した
当然、3人にはアヴェンジャーの人間が襲いかかる
しかし、それを難なく倒し最上階を目指して突き進んだ
ドゥンドゥンゥン
アルフェスが最上階を目指していると三発の銃弾が彼を襲った
「ちぃ!!」
チュインチュインチュイン
ライトシールドを使い銃弾を防ぎまだ、体勢が整わない間にアルフェスの銃が火を噴く
ドゥンドゥン
一発目の弾は銃をはじき二発目の弾は心臓を貫いた
「俺を倒そう何ざ100年早いんだよ」
マガジンを交換し最上階を目指した
杏子はと言うと
ダダダダダダダダダダダダダダッ
「うわっ!!」
目の前に数人の男がおりマシンガンを構えると一斉射撃をしてきた
すんでの所で壁に隠れたが、身動きできない状態になっていた
「う〜〜〜〜〜ん、あ、そういえば催涙弾があったわね」
杏子は少し悩むと、催涙弾を投げた
カランカラン
マシンガンを撃っている男達の足もとでそれは破裂した
催涙弾によって男達は目が見えなくなったその瞬間
ドゥンドゥンドゥンドゥン
四発の銃声が響き男達の心臓を貫いた
「さてと、急がないと」
杏子は最上階を目指した
アルティナはと言うと
平然と歩き、銃を撃とうとしてくる男を正確に殺していった
「弱いわね・・・・・・・・・・」
そう言い残すと最上階に到達した
数分してアルフェス達は最上階の部屋に到着した
「アルフェス、杏子、遅いぞ」
「すまん、少してこずっりまってな」
「私の所は最悪だったわよ、マシンガン乱射するヤツ多くてさぁ、催涙弾全部使っちゃった」
「それよりこの部屋か?」
アルティナがもたれている扉を親指でさす
「ああ、ここだ、ちょっとどいてろ」
アルフェスがそういうとアルティナは素直に従った
ドガン
アルフェスが扉を蹴破り中に入った、すると、そこにある人物がいた
「やはり来たか、アルフェス・・・・・・・・」
「ルディアスか・・・・・・」
「勝負だ・・・・・」
「アルティナ、杏子、お前達は手を出すなよ」
「分かってるわよ」
「ふん・・・・・好きにしろ」
そして、アルフェス、ルディアスが相対した
「傭兵として生きてきた俺を太陽も差し込まないあの暗い牢にいれたことを後悔させてやる」
「ふん・・・・・・・そう俺に行って死んでいったヤツはごまんといるぜ」
「抜かせ・・・・・・・・」
2人は同時に銃を抜くとトリガーを引いた
ドゥン
一発の銃声が部屋に響いた
ルディアスは右胸を押さえ片膝をついた
「さ、流石だな・・・・・・・・・」
「ルディアス、お前の知っている情報を全て吐け、そうすれば命までは取らない」
「傭兵である俺が情報を簡単に吐くと思ったのか?」
「そうか・・・・・・・なら、死ね」
ドゥン
アルフェスが彼の額に突きつけていた銃のトリガーを引くと銃声と共にルディアスは額を
銃弾で貫かれ死亡した
「杏子、アルティナ、何か情報は見つかったか?」
「ええ、一週間後、コールセントのオグヴィスの基地を襲撃するらしいわ」
「オグヴィスか・・・・・・・よし、今から向かうぞ」
アルフェスがそういうとそこを脱出した
ドゴォォォォォォォォォォォォォォォォン
その直後その支部は大爆発を起こし崩れ去った
一方アヴェンジャー本部にて
「報告します、ルディアスが死亡しました」
「そうか、使えない手駒だったな、もう良い下がれ」
「はっ」
ルディアス死亡の報告をした女性は部屋から出ていった
「聞いたか?J・D」
ルーシェンが向かいに座っている男をJ・Dと呼んだ
「で、僕に何のよう?」
「もう分かっているだろ?次々と我々の支部を襲撃している3人を殺せ」
「アルフェス=シルヴィードと杏子=D=ラインハルトそれに"ジェノサイドエンジェル"の異名を持つアルティナ=レイドナーを僕に殺せと?」
「そうだ、お前なら可能だ」
「やだなぁ・・・・・・・・知ってるんでしょ?彼も僕と同じリヴァイダーの使い手だって」
「当然だ、アルフェスさえ殺せば問題はない」
「分かりましたよ・・・・・・・・アルフェスを殺せば僕はもうアヴェンジャーとは関わりを持たないからね、そこん所をヨ・ロ・シ・ク♪」
そういうと茶色いジャケットを羽織部屋から出ていった
「フッ・・・・・・・アイツが行けば確実にアルフェスは死ぬ」
J・Dと呼ばれていた男がでていくとルーシェンがそう呟いた
そして、一週間後
コールセントオグヴィス基地にアルファ、セイドラックそして、J・Dが現れた
「頑張って下さいねぇ〜〜〜〜」
J・Dがそういうと姿を消した
「おい!!J・D!!」
「死ね!!死ね!!死ねぇーーーー!!」
クラートゥがマシンガンを乱射し兵士を殺していった
ドゥン
一発の銃声が響くとクラートゥの足に命中した
「へぁ?」
クラートゥが足を見ると血が流れていた
「血!!血!!血!!俺の血ぃぃぃぃぃぃぃ!!てめぇ死ねぇ!!」
自分の血を見て逆上したクラートゥがマシンガンを更に乱射した
ダダダダダダダダダダダダダダダダッ
だが、その弾は空を切るだけだった
「こっちよクラートゥ」
「杏子!!てめぇかぁ!!俺様の足を撃ったのはぁ!!」
再びマシンガンを撃とうとしたクラートゥだが
カチンカチン
「残念、弾切れだったようね」
杏子が銃をクラートゥに向けた
「甘いなぁ!!」
クラートゥは右腕を伸ばすと袖口から銃がでた
「甘いのはそっちよ」
ドゥン
杏子は予想がついていたのかトリガーを引いた
弾は一発だけだったがその弾は正確に眉間を貫いた
「あの世で反省してなさい、私に銃を向けたことを・・・・・・・・・」
「流石ソニックガンナー素晴らしい速さだ」
パチパチパチと拍手をしながらセイドラックが喋り始めた
「セイドラック、私とやるつもり?」
「ふん、貴様に勝ったところで何の意味はない、闇の世界で最強の名を恣にしているアルフェスを倒してこそ意味がある、貴様には用はない」
「そぅ・・・・・・でも貴方ではアルフェスには勝てないわ」
杏子がそういうと一人の男が杏子の後ろにたっていた
「あっれぇ〜〜〜?アルフェスさんはどうしたんですか?杏子さん♪」
「J・D・・・・・・・いつの間に」
「相変わらずいい形してますねぇ♪杏子さんの胸」
J・Dがからかうようにそういうと
ゴスッ
杏子に不意打ちで銃で頭を殴られたJ・Dは殴られた場所を抑えていた
「・・・・・・・・・・・・!!」
「J・Dそれくらいにしておけ」
いつの間にかアルフェスがJ・Dの頭に銃を突きつけていた
「やっと現れましたか、アルフェスさん♪」
「その人を食った態度・・・・・・・・相変わらずだな」
アルフェスが苦笑いしながらそういうと
「そうですか?」
J・Dは笑っていた
「J・D何敵とじゃれあっている」
セイドラックがアルフェスト話しているJ・Dにそういうと
「おっと、任務を忘れてました♪」
J・Dはそういうとリヴァイダーを抜いた
「俺とやるつもりか?J・Dお前にリヴァイダーの技術を教え込んだこの俺と」
「仕方ありませんよ、ルーシェンに逆らえば僕が殺されるんですから」
J・Dがそういうと今までにこやかだった顔が一変し険しい顔つきになった
「アルフェスさん、貴方を殺せば僕はアヴェンジャーから解放される、その為に死んで貰います!!」
「仕方がないな・・・・・・・杏子、お前はセイドラックを頼む」
「はいはい・・・・・・・師弟対決をゆっくりと楽しんで下さいね」
アルフェスもリヴァイダーを抜いた
「行きます・・・・・・!!」
「来い!!愚弟!!」
J・Dのリヴァイダー"レッドシャイン(紅い光)"が火を噴いた
「まだまだ甘い!!」
ズドォォォォォォォォォォォォン
アルフェスはJ・Dのリヴァイダーから発射された紅いエネルギーの塊を回避すると
シュヴァルツシャインのトリガーを引いた
普通は黒い光が集中し放つが今回は何個かの黒いエネルギー弾がJ・Dを襲った
ズドォンズドォンズドォン
だがJ・Dはそれをレッドシャインで弾いていった
「流石は師匠、強いね♪」
「無駄口を叩いてる暇があったら、撃ってこい!!」
「はいはい、分かりましたよ」
同時にレッドシャインとシュヴァルツシャインが火を噴いた
圧縮された黒いエネルギーと放出された紅いエネルギーがぶつかり合った
「げっ!!やばっ!!」
それを見た杏子は瓦礫の後ろに隠れた
杏子と相対していたセイドラックも同じように瓦礫の後ろに隠れた
ドグォォォォォォォォォォォォォォン
凄まじい爆発音と共に衝撃波が放たれた
「いつつつ・・・・・・・・」
土煙が起こっているなか銃声が聞こえた
ドゥンドゥンドゥン
あの爆発の中2人とも無傷とは言わないが多少傷を負っているが走りながら銃を撃っていた
「J・D!!何故ルーシェンに荷担する!!」
「アルフェスさん、貴方が抜けてからアヴェンジャーはおかしくなったルーシェンがアヴェンジャーの実権を握った、それからだ!!アナハイラスの囚人の解放、世界各地の警察機構や軍務基地などの襲撃をして、世界を征服しようとしている!!」
「それが俺のせいだというのか?!J・Dお前は、アヴェンジャーを止めようと努力はしたのか?!」
「黙れ!!アルフェスさん、あんたが悪いんだ!!」
J・Dはリヴァイダーでアルフェスを狙った
ヒィィィィィィィィィン
紅い光が集中しその後圧縮され紅い弾丸が形成されアルフェスを襲った
ズドォン
だがアルフェスはそれを防がずあえて受けた
その弾はアルフェスの左肩の骨を砕き貫通した
「ぬぐあぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」
想像を絶する痛みがアルフェスの身体を駆けめぐった
「ど、どうした?J・D俺を殺すんじゃなかったのか?」
アルフェスは左肩を押さえJ・Dを挑発した
「くっ!!」
J・Dがリヴァイダーを構えトリガーを引こうとした
「できない・・・・・・・・・僕にはやっぱりできない!!アルフェスさんを殺す事なんてできない!!」
J・Dは手に握っていたリヴァイダーを地面射落とし膝をつき、地面を拳で叩いた
「やめなさい、J・D」
杏子が後ろから声をかけた
「杏子さん・・・・・・・・・・」
J・Dは杏子に抱きついた
「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」
「J・D・・・・・・・・・」
「僕だって・・・・・・・僕だって杏子さんやアルフェスさんと一緒に行きたかった!!でも、でも僕は!!」
「J・D、どうする?俺達と共にアヴェンジャーを潰すか、ここで俺の手で死ぬか・・・・・」
アルフェスは左肩を押さえながら杏子の胸で泣きじゃくるJ・Dに聞いた
「僕は・・・・・・アルフェスさん達と一緒に行きたい・・・・・・・」
「そうか、なら一緒に来い」
「はい!!」
「よし、行くぞ」
アルフェスが立ち上がり、それに続きJ・D杏子も立ち上がった
「そういえば杏子、セイドラックはどうした?」
「さぁ?そこら辺で寝てるんじゃないかしら・・・・・・・・」
3人はオグヴィス基地をあとにした
次の日
「いつつつ・・・・・・・・・・・・」
「アルフェス、もう、今回みたいな無茶はしないでよ?」
「ああ、分かってるさ」
そこへ、アルティナが入って来た
「アルフェス、今夜ルーシェンが動く情報が入ったわ」
「ルーシェンが?」
「ええ」
「おかしいわね・・・・・・・・」
「ああ、何故そんな重要な情報が簡単に入って来るんだ・・・・・・・・」
アルフェスと杏子は考えはじめた
そこへ、J・Dが入って来た
「ちゃ〜〜〜っす」
「J・Dか丁度良いところに来た」
「へ?何かあったんですか?」
アルティナがJ・Dに先程のことを話した
「う〜〜〜〜〜ん・・・・・・・・・・」
「どうしうた?」
「それは確実にガセネタですね、今夜ルーシェンが動くとなると、確実にネットワーク上を飛び交いますからねぇ」
「そうか・・・・・・・・・・・・とりあえずはしばらく様子を見よう、左肩の骨も当分くっつきそうにはないからな」
アルフェスがそういうとJ・Dとアルティナは部屋から出ていった
「杏子はどこか行かないのか?」
「貴方を放っていけるワケには行かないでしょ?左肩の砕けてるんだから料理作れないんでしょ?」
「ま、まぁそうだな・・・・・・・・」
「何が食べたい?」
「まぁ、とりあえずは栄養のある物を・・・・・・・・・・」
「ハイハイ・・・・・・それじゃあ私は買い出しに行ってくるわ」
「行ってらっしゃい」
杏子はそう言い残すと買い物に出かけた
「そういや久しぶりに杏子の料理食べるなぁ・・・・・・・・」
アルフェスはそういうとベットに寝転がった
数分もするとアルフェスは静かな寝息を立て眠っていた
俺は夢を見た・・・・・・・・・
何年も前、アヴェンジャーを指揮していたときの夢だった
その時の俺は、全てを信用していない、そういう感じだった
その傍らには杏子がいた、俺と一緒にアヴェンジャーを作り上げ共に戦場を駆け抜けた
俺の大切な女性(ひと)・・・・・・・・・・
最初俺は杏子だけにしか心を開かなかった
杏子には苦労をさせていた
「アルフェス!!」
「何だ?」
「貴方ねぇ、少しは部下と接しなさいよ?」
「何故だ?何故俺がそんなことをしないと行けない?」
「貴方が作り上げた組織なのよ?信頼を無くしたらいずれ足下を掬われるわよ」
杏子はアルフェスの胸ぐらを掴み顔を近づけてそう言い放った
それから、数日が経ち俺が一人の所を部下達に襲われた
「ハァハァハァ・・・・・・・」
俺は息を切らしてある場所に身を潜めていた
「あと、6発か・・・・・・・・」
マガジンを出し残弾数を確かめる相手は丁度6人ぎりぎりだ・・・・・・・
一発でも外せば、俺の命はないこれは賭になる
俺は、あいつらが油断し背中を見せる時を伺った
30分ほどするとあいつらは背中を向けこの場所からでようとした
その瞬間俺は飛び出し残った六発を図部手撃った
ドゥンドゥンドゥンドゥンドゥンドゥン
狭い倉庫内に六発の銃声が響いた
男達は倒れた
「やったか・・・・・・・・」
だが、その時、その中の一人が一人立ち上がり俺に銃を向ける
「チッ・・・・・・・・・年貢の収め時か・・・・・・・・」
俺は眼を瞑り殺される覚悟をした
ドゥン
一発の銃声が聞こえた、だが俺に痛みは走らなかった
目を開けると、杏子が銃を構えておりその銃口からは煙が上っていた
「杏子・・・・・・・・」
「アルフェス、だから言ったでしょ?部下とのコミュニケーションは大事だって」
「ああ、今はっきりと分かったよ・・・・・・・・すまない」
「ううん、別に良いわ、貴方が無事なら・・・・・・・」
「あいつらには悪いことをしたな・・・・・・・・」
俺は、俺を襲ってきた部下である6人の死体を見ながらそう呟いた
「アルフェス、なら、あの6人の為に生きましょう」
「ああ、そうだな・・・・・」
それを境に俺は、杏子以外の人間に心を開いていった
そして、アヴェンジャーを指揮し闇の世界で最大の組織となる
それが、結果的に闇の世界の住人を抑圧する組織となり世界政府公認の組織となった
俺は、縛られるのがいやだった杏子と俺はアヴェンジャーを捨て普通の生活を送った
だが・・・・・・それは、永く続かなかった
ユナイテッドアーツ事件でアヴェンジャーは世界政府の思惑から外れ暴走したのだった
ルーシェン=G=クライマーの指揮の元確実に暴走していった
俺と杏子はユナイテッドアーツの事件をきっかけに再び闇の世界の住人になった
自らの手で作り上げた組織・・・・・アヴェンジャーを壊滅するために・・・・・・
ふと、アルフェスが目を覚ますといい匂いが漂っていた
「ん・・・・・・・・?いつの間にか寝ていたのか・・・・・・・・」
台所の方から包丁の音が聞こえてくる、恐らく杏子が晩飯を作っているんだろう
アイツは昔から料理が上手かった
昔はアイツの方が早く起きて朝飯を用意してそれから俺は起こされていた
今は違う俺が先に起きて、自分で飯を作ってコーヒーを飲みながら新聞を読んでいる
新聞を読んでいると、アイツが目を覚まし着替えを用意してシャワーを浴びる
これがいつの間にか普通になっていた
俺はそんなことを考えていると杏子が部屋に入ってきた
「あ、起きた?」
「ん?ああ、ついさっきな・・・・・・」
「そう、それじゃ早く晩御飯を食べましょ冷めちゃうわよ」
杏子はそういうと部屋から出ていった
俺も、ベットから起きあがり部屋を出た
リビングにでると、テーブルの上に杏子の作った料理が湯気を立てて置かれていた
「さぁ、召し上がれ」
「頂きます」
俺は右手だけで飯を食べ始めた
「うん、美味い、料理の腕は鈍ってないみたいだな」
「当たり前じゃない、昔は私が作って上げたんだから」
俺はそういうと料理を殆ど平らげた
「ふぅ・・・・喰った喰った」
その時、家のチャイムが鳴った
「はい、どちら様ですか?」
杏子がインターホンを取った
「きょ、杏子さん、僕ですJ・Dです!!早く開けて下さい!!」
「鍵は開いてるわよ」
杏子はそういうとインターホンを切った
それと同時にJ・Dが入って来た
「大変です!!アルティナさんがアヴェンジャーの支部に一人で乗り込みましたぁ〜〜〜〜!!」
「「な、何だとぉ(ですってぇ)?!」」
俺と杏子は同時に素っ頓狂な声を出した
「ホントです!!一人の男がビルに入っていくのを見てそいつを追いかけるように入っていったんですぅ〜〜〜〜!!」
J・Dがその時の状況を話し始めた
アルフェスと杏子の家を出てから数時間が経っていた
「あれ?お〜〜〜〜〜い!!アルティナさ〜〜〜〜〜ん!!」
J・Dが声をかけるとアルティナが振り向いた
「J・Dか、どうした?」
「いや、アルティナさんを見かけたから声をかけたんです」
J・Dは素直にそう答えた
その時、アルティナの優しかった表情は一変し険しい顔になった
「アルティナさん?」
J・Dは表情が一変したアルティナを呼んだ
アルティナはJ・Dを押しのけ一人の男の後を追いかけていった
J・Dは不審に思い後を付けていくと男はアヴェンジャーの支部に入っていった
その男について行くかのようにアルティナも中に入っていった
「と、いう訳なんです・・・・・・・」
「J・D〜〜〜〜〜〜〜〜」
杏子は低い声で名前を呼んだと言ってもJ・Dは通り名のような物で本名はJ・D本人しか知らないので、アルフェス達を含むJ・Dを知っている人間はみんなそう呼んでいる
「何で止めなかったのよ!!この愚弟!!」
「ぼ、僕は杏子さんの弟子になった覚えはないんですがぁ・・・・・・・」
「何か言った?」
杏子の目が光ったような気がした
「い、いえ、何でもないです」
「杏子、そのくらいにしておけ」
「で、でも・・・・・・」
「J・Dそこへ案内してくれないか?」
「あ、はい、でも左肩は・・・・・・・」
「右腕さえ動けば大丈夫だ」
アルフェスがそういうと立ち上がりリヴァイダーを手に取った
「杏子、これを使え」
手に取ったリヴァイダーを杏子に向かって投げた
「ブルーブラッド・・・・・・私に使えるの?」
「さぁな、とりあえず持っておけ、多分お前なら使えるはずだ」
アルフェスはそういうとタンクトップにジーンズと言う格好に着替えた
「ま、とりあえず持っておくわ」
杏子も黒いズボンにタンクトップ、黒いジャケットに着替えた
「それじゃ、行きますか」
J・Dはいつもの茶色いジャケットを羽織った
3人は家を出るとJ・Dを先頭にアヴェンジャーの支部へ向かった
「でてこい!!隆一!!」
アルティナの声が部屋の中に響いた
「ジェノサイドエンジェルか・・・・・・・相手にとって不足はないね・・・・・・」
「そこか!!」
ドゥンドゥンドゥン
声の聞こえた方に銃を撃った
「どこを狙ってるんだ?」
「黙れ!!隆一!!」
更に銃を撃つアルティナ
ドゥンドゥン
「どうした?ジェノサイドエンジェルお前らしくもないぞ」
「お前に家族を奪われ、そして、右目も奪われたとき私は誓った!!貴様を殺すとな!!」
「ほぅ・・・・・・それはそれは、ご苦労なことだな・・・・・・・」
その時銃声が響いた
ドゥン
「しまった!!」
アルティナの持つ銃を隆一の撃った銃弾で弾かれた
「これで、ジ・エンドだな・・・・・・・・・」
「くっ・・・・・・・・・」
ドゥン
アルティナはライトシールドで弾を防いだ
「ライトシールドか・・・・・・まさかそんな物を持っているとはな・・・・・・・・だが・・・・・」
一発の銃弾がアルティナを再び襲った
しかし、アルティナはライトシールで防ごうとした
だが・・・・・・・・・
「そ、そんな!!まさか!!」
ズゴォォォォォォォォォォォォォォォォォン
アルフェス達が支部の前につくと最上階で爆発が起こった
「遅かったか!!」
「アルフェス、J・D、とりあえず中にはいるわよ」
「ああ」
「はい!」
3人は中にはいった
「うわぁ・・・・・・・すごい・・・・・・・」
そこは、死体だけだった
恐らくアルティナが最上階に行く間に殺したのだろう全て一発でしとめられていた
「流石と言えばいいのか分からないな・・・・・・・」
「これだけの人間を相手に一人で戦ったなんて・・・・・・・」
「敵じゃなくて良かったですねぇ・・・・・・・」
3人は話しながら辺りを伺い最上階を目指し歩いていった
途中何人かの元アナハイラスの囚人を見かけたがアルティナによって戦意は喪失していた
「ここか・・・・・・・」
あっさりと最上階に到着した3人は支部の司令室の前にいた
アルフェスと杏子は銃を抜いた
J・Dはリヴァイダーを抜きドアを蹴破った
ドコォン
音をたてドアが内側に倒れた
アルフェスと杏子は同時に銃を構え中に入った
中にはいるとアルティナが血を流し倒れていた
「アルティナさん!!」
J・Dがアルティナに駆けより身体を抱き起こした
「じぇ、J・Dか・・・・・・・・ヤツのリヴァイダーに気をつけろ・・・・・・・・うぐっ!!」
アルティナはそういうと気絶した
「杏子さんアルフェスさん・・・・・・・・・アルティナさんを頼みます・・・・・・・・・・」
「分かったわ」
「J・D戦いに私情を持ち込むなよ、少しでも私情を持ち込めば「自分の首を絞めることになる・・・・・・・・・でしょ?」
「分かっているのなら何も言うまい」
「J・D死なないでよ」
「ええ、帰ったら杏子さんの料理食べさせて下さいね♪」
「腕を振るって上げるわ」
「楽しみにしてますよ、杏子さん♪」
アルフェスがそういうとJ・Dはゴーグルを眼鏡と同じようにずれを直した
そして、アルフェスト杏子は其の部屋をあとにした
「隆一=J=シュナイダーさんいるんでしょ?でてきたらどうですか?」
J・Dがそう呟くと
「ほぅ・・・・・気づいていたか、流石と言えばいいのか?jewel of doom(破滅の宝石)」
隆一=J=シュナイダー
傭兵としていきる男で金さえもらえば昨日の雇い主や、友人をも殺す非道な男である
そして、アルティナの家族と右目を奪った男だった
当然アルティナは家族の敵をとるために戦場で生きることとなりそこで、リヴァイダー"エンジェルウィング"を使いあまたの戦場を生き抜いてきた
そして、ジェノサイドエンジェルという通り名が付けられたのだった
「へぇ・・・・・・・僕のその名を知っているとはねぇ・・・・・・・・・」
「フッ・・・・・・アルフェスに教え込まれたリヴァイダー使いだろ?」
「ええ、その通りですよ」
J・Dそして、隆一と呼ばれている男は銃を抜いた
ドゥンドゥンドゥン
銃声が部屋に響くとJ・Dと隆一の頬をかすめた
「ほぅ・・・・・・・・・流石だな・・・・・・・」
「どうも、貴方も流石ですねぇ」
「止めを刺してやろうこの俺のリヴァイダー"イシュテネスデジェン(神の雷)"でな・・・・・」
隆一がリヴァイダーを抜いた
「それじゃ、僕もリヴァイダーで勝負しないといけませんね」
J・Dもリヴァイダーを抜いた
「「勝負!!」」
隆一はリヴァイダーのトリガーを引いた
彼の持つイシュテネスデジェンに黄色い光が集中し始めた
「(アルティナさんのいったことが気になるから、少し様子を見るか・・・・・・・)」
J・Dは隆一の持つイシュテネスデジェンの事が気になり様子を見ることにした
そして、少しずつ横に移動しているJ・D
隆一は確実にしとめるためにJ・Dと同じ方向に少しずつ移動していた
「死ね!!」
隆一がそう叫ぶとリヴァイダーから黄色いエネルギーが雷の用にJ・Dを襲った
ドシュゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥン
「くっ!!」
J・Dは回避しつつリヴァイダーを連射した
ズドォンズドォンズドォン
3発のレッドシャインのエネルギーが隆一を襲った
「連射か、なかなかの高等技術だな」
隆一はJ・Dのレッドシャインの弾を全て避けた
「な、何?!」
そして、J・Dにリヴァイダーを突きつけた
「これで終わりだな・・・・・・・・・jewel of doom!!」
隆一がリヴァイダーのトリガーを引くと先程より凄まじいエネルギーが集中し始めた
ドォォォォォォォォォォォォン
イシュテネスデジェンが火を噴く寸前に上体をのけぞらしライトシールドで防御した
「ライトシールドごときイシュテネスデジェンの威力は止められん!!」
「そうかな?」
両手で一つのピンポイントのライトシールドを作り出した
「な、何だと?!」
「これで終わりだ!!」
J・Dはレッドシャインを隆一に突き出すとトリガーを引いた
「し、しまった!!」
紅い光を圧縮し弾丸が形成された
ズドォォォォォォォォォォォォォォォン
凄まじい音と共に隆一の右肩を貫いた
「ぐぅぅぅぅ!!」
その威力で右肩を貫き肩の骨が砕けた
「これで終わりですね・・・・・・・・」
リヴァイダーを収め銃を額に突きつけた
J・Dが銃をのトリガーを引いた
ドゥン
一発の銃声が響くと隆一は身体を後ろに仰け反らせ倒れた
その額からは血が流れ出ていた
「さよなら・・・・・・・義兄さん・・・・・・・・・・・」
J・Dはそう言い残すとそこを後にした
一方、アルフェスト杏子は家のベットにあるティナを寝かせていた
「ふぅ・・・・・・・・・・・・・何とか間に合ったな」
アルフェスは杏子と一緒に傷だらけのアルティナの応急処置をしていたのだ
病院に行くことも良いが、彼らはアヴェンジャーを相手にしている
いずれ、アルティナのことも知られ病院が襲撃されると言うことを考慮していた
無論、2人は激戦をくぐり抜けたので応急処置の方法や、傷の手当などは熟知しているのは言うまでもなかった
そこへJ・Dが帰ってきた
「ただいまぁ〜〜〜〜〜〜」
「J・D、傷だらけじゃない」
「あはははは・・・・・・・・・・・・」
入って来たJ・Dを見て杏子はそういうと彼は苦笑いを浮かべた
「いやぁ、隆一さんを倒したのは良かったんですけどね、その後アヴェンジャーのヤツらに囲まれてしまいまして、あいたたたた」
「ほら、じっとしてなさい」
杏子が「ペシッ」とJ・Dの頭を叩いた
「それより杏子さん、今度御飯作って下さいね♪」
「分かってるわよ」
杏子はそういうとJ・Dの手当を続けた
それから、アヴェンジャーは大きな行動を見せることもなく半年が過ぎた
その半年の間に、アルフェス、杏子、アルティナ、J・Dは世界各地に点在するアヴェンジャーの支部を襲撃しことごとく叩きつぶしていった
「あそこですか?」
「ああ、ルーシェンの野郎が本部の場所を変えていなかったら間違いなくここがアヴェンジャーの本部だ」
「懐かしいわね、ここも・・・・・・・・・・」
「ああ・・・・・・・・・・」
アルフェスと杏子は何かと負い目をしていた
「おい、早く行かないのか?」
「ああ、そうだな・・・・・・・・・」
アルフェスがサングラスをかけ直すと4人は車を降りた
そして、正面から乗り込んだ
「誰だ?!」
アルフェスに気づいた男がそう叫ぶと
「俺を忘れたのか?」
アルフェスはサングラスを外し顔を露わにした
「お、お前は!!」
ドゥン
アルティナがその男を殺した
その銃声と共に警報が鳴り響いた
「ここからは個人で行動するぞ、いいな」
「はいはい、じゃ、いつも通り最上階でね」
杏子はそういうと走っていった
「それじゃ、僕も行きますねぇ〜〜〜〜」
J・Dも走っていった
「死ぬなよ」
「ん?心配してくれてるのか?」
「そんなのではないさ」
アルティナも走っていった
「それじゃ、行くとするか」
それと共に、数十人のアヴェンジャーの人間がアルフェスの前に立ちはだかった
「アルフェス様、今頃何のようですか?」
「この組織をぶっ潰す、それだけだ」
アルフェスはただ一言そう答えると一瞬にして立ちはだかった男を撃った
ドゥン
「どうした?撃ってこないのか?」
平然と歩き、男達に近づく
「くっ!!」
男達が銃を抜こうとした瞬間に眉間を撃たれ血を流した折れた
「俺を殺すのか?なら、本気で来い・・・・・・・・」
アルフェスの瞳の色も目つきも変わっていた
「あ・・・・・・・・・・・・・・」
やはり組織の下っ端であるその男達にアルフェスを殺すのは無理だった
そして、為す術もなくアルフェスは殺していった
しばらくすると、四人はアナハイラスの囚人と戦っていた
「ケーーーーッケッケッケッ!!」
「気色悪い笑い方しないでよ!!」
ドゥンドゥンドゥン
杏子と相対している男・・・・・・・ネルヴァード=シルバーに向かって銃を撃った
「杏子・・・・・・・・お前は俺の女だ!!」
ドゥンドゥンドゥンドゥン
ネルヴァードがそう叫びつつ銃を撃つ
杏子は横に飛びながら
「誰があんたみたいな変態の女ですって!!」
ドゥンドゥン
銃を二発撃った
「いいぜぇ、そうだ、抵抗しろ!!」
「あぁ!!もうむかつくぅ!!」
腰に下げている一度も使ったことのないディーヴァルの持っていたリヴァイダー"ブルーブラッド"を抜いた
「喰らえっ!!」
杏子はそう言い放つとリヴァイダーのトリガーを引いた
ズドォン
その銃声と共にネルヴァードの右腕を吹き飛ばした
「うわっ・・・・・・・・・すっごい威力・・・・・・・・・」
その威力は凄まじく直線上にある物を全て破壊していた
「むやみやたら使わない方が良いわね・・・・・・・・」
リヴァイダーを腰のホルダーに収めると銃を構えた
その時ネルヴァードが現れた
「ケッケッケッ!!右腕で良かったぜ〜〜〜〜〜〜!!」
吹き飛んだ右腕の傷口からは血が一滴たりともでていなかった
その理由はネルヴァードの右腕は義手だった
その義手はかなりの技術が用いられ作られており本物同然に自分の思ったように動かせるようにで来ていた
「杏子、お前を永遠に俺の物にしてえやるぜぇ〜〜〜〜〜〜」
「(あぁ〜〜〜〜やっぱりこいつは生理的嫌悪が走る!!)」
杏子は銃を撃った
ドゥンドゥン
ネルヴァードの眉間を狙ったがライトシールドで防がれた
「甘いぜぇ〜〜〜〜杏子」
「甘いのはあんたよ!!」
防がれた後リヴァイダーを構え既にトリガーを引いていた
ズドォォォォォォォォォォォォォォン
ブールブラッドの青いエネルギー弾はネルヴァードを確実に貫いた
そして、後には何も残らなかった
「ふぅ・・・・・・・先を急ぎましょ」
杏子は一息つくと最上階に入った
「ここがお前の墓場だ!!J・D!!」
「う〜〜〜〜〜ん、僕はまだここで死ぬわけには行かないから君が死んで」
ドゥンドゥンドゥン
3発の銃声がした後J・Dと相対していた男は血を流し死んだ
「それじゃ、先を急ぐかな」
J・Dも最上階に入った
「アルフェス!!し・・・・・・・・・・・」
ドゥン
アルフェスに銃を向けた瞬間眉間を撃たれていた
「弱いな、俺を倒したかったらリヴァイダー使いを何人かよこすんだな」
アルフェスはそう言い残すと最上階に入った
アルティナはF20である男と戦っていた
ドゥンドゥンドゥン
「アルティナ、腕を上げたようだな」
チュインチュインチュイン
その男は弾をライトシールドで防ぐと打ち返した
ドゥン
「くっ!!」
アルティナは横に飛び打ち返した
ドゥンドゥン
男は再び左手をかかげライトシールドで防御した
チュインチュイン
「俺はそんな戦いを教えた覚えはない」
「黙れ!!お前はもう私の師ではない!!」
アルティナがリヴァイダーを抜いた瞬間男にリヴァイダーを弾かれた
ドゥン
「リヴァイダーに頼るつもりか?」
「(勝てない・・・・・・・・・・・)」
「アルティナ、お前は何のために傭兵になった?」
「私は・・・・・・・・私は家族を殺し右目を奪った隆一を殺すために傭兵になった」
「だが隆一はJ・Dに殺された、お前の復讐は終わったんではないのか?」
「オルファ、私は二度アルフェス達に命を救われた、その借りを返しているだけだ」
「そうか、ならば進むが良い」
「ありがとう、オルファ・・・・・・・」
アルティナはそういうと最上階に入った
「これで、俺の仕事は終わったな・・・・・・・」
そう呟くとオルファは銃をこめかみにあてた
「アルティナ、生きろよ・・・・・・・・・」
オルファはトリガーを引いた
ドゥン
銃声が響きオルファの頭を貫通した
そして、アルフェス達はルーシェンのいる部屋に足を踏み入れた
「ルーシェン、久しぶりだな」
「アルフェスか、お前はアヴェンジャーを捨てたはずだろう?今更何のようだ?」
「俺と杏子が作り上げた組織の暴走を黙ってみていろとでも言うのか?」
「ふん・・・・組織を捨てたお前達には関係ないことだ」
ルーシェンが銃を抜いた
それに反応しアルフェス達は銃を抜いた
「ここは俺一人でやらせてくれないか?」
アルフェスが杏子達にそういうと
「仕方ないわね、そのかわり一つだけ約束して、死なないでね」
「ああ、約束する」
「J・D、アルティナ、私達は脱出するわよ」
「はいはい・・・・・・・・」
「分かった」
杏子がそういうとJ・Dとアルティナが返事をして3人はその部屋から出ていった
2人は銃を握り数ミリずつ左にずれていった
そして、次の瞬間
ドゥンドゥンドゥン
2人は左側に飛びながら銃を撃っていた
「くぅっ!!」
「ぐぅ!!」
2人とも弾がかすったらしく声を上げた
「くっ・・・・・・腕は鈍ってないようだな!!アルフェス!!」
「お前も随分と重火器の扱いが上達したじゃないか、ルーシェン」
「ぬかせ!!俺はもう昔の俺ではない!!」
ルーシェンが銃を撃つ
アルフェスはライトシールドで防ぎながら前進していった
「ならば!!」
スーツの内ポケットからリヴァイダーをぬきアルフェスに向けてトリガーを引いた
淡い黄色い光が集中し始めた
「駄目だ!!間に合わない!!」
回避に間に合わないと判断したアルフェスは両手を会わせピンポイントライトシールドを作った
それと同時にルーシェンの持つリヴァイダーから圧縮され弾丸となった黄色のエネルギーの塊がアルフェスを襲った
ズドォォォォォォォォォォン
「ぐぅぅぅぅぅぅぅぅ!!」
そのエネルギーは凄まじく、防御していた上からでも、多少傷がで来た
「ハァハァハァ・・・・・・・・・・」
「どうだ?俺のリヴァイダー"デッドムーン"は・・・・・・・」
リヴァイダーを構えながらルーシェンがアルフェスに歩み寄った
「くっ・・・・・・・・」
アルフェスが立ち上がるとリヴァイダーをぬいた
「無駄だ、お前のシュヴァルツシャインではこのデットムーンには勝てん」
「そんなのやってみなけりゃわから無いだろ?」
アルフェスはそういうとトリガーを引いた
黒い光が集中してそして、圧縮され黒い弾丸が形成され弾がルーシェンを襲った
ズドォォォォォォォォォォォォォォン
「ぐぉぉぉぉぉ!!」
アルフェスのシュヴァルツシャインの弾は確実にルーシェンを捕らえていた
「やったか?」
「さ、さすがだな・・・・・アルフェス」
爆発によって発生した煙がはれると右肩を負傷したルーシェンがたっていた
「くっ・・・・・・・」
「これで、終わりだ・・・・・・アルフェス!!」
だが、重傷を負った身体でリヴァイダーを使えばその衝撃で激痛が走る
「ぐがぁ!!」
トリガーを引くと先程と同じように淡い黄色い光がリヴァイダーの銃口に集中し始めた
しかし、圧縮されずそのエネルギーは放出された
ズシュオォォォォォォォォォォォォォォォン
それでも、かなり衝撃はあったのかルーシェンは苦悶の表情を浮かべていた
アルフェスは右側に飛びシュヴァルツシャインを連射した
ズドォンズドォンズドォンズドォン
動かない右腕をかばうかのように走りシュヴァルツシャインの弾を避けるルーシェン
だが・・・・・・・・・・・
「くっ・・・・・・・追いつめられたか!!」
「これで、ジ・エンド・・・・・・・・だな」
アルフェスがルーシェンを部屋の隅に追い込んだ
そして、リヴァイダーのトリガーを引いた
黒い光が集中し始めそれが圧縮され弾丸となりルーシェンを襲った
ズドォォォォォォォォォォォォォォォン
ルーシェンを貫いた弾丸は直線上にある物を全て貫いていった
「これで、何もかも終わりだな・・・・・・・・・・・・」
「く・・・・・・・・クックックッ・・・・・・・・・・」
「ルーシェン?!まだ生きていたのか?!」
「これで終わりだ、だが、我が屍は誰の目に付くこともない!!」
ルーシェンがいつの間にか握っていたスイッチを押した
その瞬間、警報が鳴り響きある警告が流れた
「自爆装置が作動しました、爆発まで後10分繰り返します・・・・・・・・・・」
その警告を聞きアルフェスはルーシェンを睨んだ
「どういうつもりだ!!ルーシェン!!」
「さ、先程もいたはずだ・・・・・・・・・・俺の屍は誰の目にも付くことはないとな・・・・・・・・」
「くっ!!バカヤロウが!!」
「クックックッ・・・・・・・どうした・・・・・・・?逃げないのか?俺はあの世で待ってるぜ・・・・・・・・・・・くはっ」
ルーシェンはそう言い残すと事切れた
「爆発まで後7分繰り返します、爆発まで後7分・・・・・・・・・・・・」
「迷ってる暇はないな!!」
アルフェスはその部屋を出ると出口を目指し走った
途中エレベーターを使おうとしたが全て使えなかった
アルフェスは一階一階階段を駆け下りていった
「爆発まで2分繰り返します爆発まで後2分」
「間に合わない!!」
アルフェスは10階に下りたところでそういう警報が流れた
「そうだ・・・・・・・・・」
何か思い浮かんだのかリヴァイダーで壁に大きな穴を空けた
「やっぱり高いなぁ・・・・・・・・・」
その穴から下を見てそう呟くと
「爆発まで後1分」
「ちっ、覚悟を決めるしかないか」
意を決してアルフェスはそこから飛び降りた
それは、長く感じられた
そして、今までの事が走馬燈のようにアルフェスの頭の中をよぎった
「俺は死なない!!アイツを・・・・・・・・・・杏子を一人にするわけには行かないんだ!!」
そう叫べぶと地面に向かってリヴァイダーを撃った
ズドォォォォォォォォォォォォォォン
そして、その爆風で落下速度が緩んだ
その直後アヴェンジャーの本部が大爆発を起こした
ドゴォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォン
「アルフェスーーーーーーーーーーーーーーーーー!!」
杏子は爆発が起こった瞬間アルフェスの名を叫んでいた
「アルフェス!!」
「きょ、杏子さん!!駄目です!!あの爆発じゃ・・・・・・・・・・」
J・Dは爆発し燃えさかるアヴェンジャーの本部後に走っていこうとしている杏子を止めた
「でも、でもアルフェスが!!」
その時、アルティナが燃えさかる炎の方を指さした
「杏子、アレを見ろ」
アルティナが指さした方向を見ると一つの人影があった
その人影はゆっくりとこちらに向かい歩いていた
そして、次第にその人影がはっきりとしてきた
「あ・・・・・・・・・・・・・」
杏子は緊張の糸が切れたのか涙を流す
そしてアルフェスが姿を表した
「アルフェス!!」
杏子がアルフェスに抱きついた
「お、オイオイ・・・・・・・・・どうした?」
「アルフェス・・・・・・アルフェスぅぅぅぅぅ」
杏子は子どものようにアルフェスの胸の中で泣いていた
「杏子、俺はお前を一人にさせたりはしないさ・・・・・・・・・」
アルフェスがそう杏子の耳元で呟いた
「うん・・・・・・」
「とりあえず、寝かせてくれ・・・・・・・・・」
アルフェスがそういうと今度は杏子の胸に顔を埋めるようにもたれかかった
「お休み・・・・・・アルフェス・・・・・・・・・」
杏子はアルフェスを抱きしめそう呟いた
「お熱いですねぇ〜〜〜〜あの2人」
「そうだな・・・・・・・・・・」
「アルティナさん、もう復讐は終わったんでしょ?僕と一緒に暮らしませんか?」
「J・Dそれは、どう受け取ればいいのかな?」
「どうって下さっても結構ですよアルティナさん♪」
「ふっ・・・・・・・・あははははは」
アルティナは初めて笑みを見せた
「初めてみました、アルティナさんが声を出して笑うところ」
「すまない、私で良ければ一緒に暮らしてやるぞ、J・D」
「ありがとうございます」
「本名を教えてくれないか?いつまでもJ・Dじゃへんだろ?」
「そうですね、僕の本名は冬真=J=ドラッケンです」
「冬真か・・・・・・・・・良い名だな」
J・Dいや、冬真はゴーグルを外した
「その左目は・・・・・・・・・」
「これが僕が、J・Dと呼ばれる由縁ですよ」
冬真の左目には黒い宝石が埋め込まれていた
「この宝石はdoom・・・・・・・・・・破滅と呼ばれている宝石です」
「なるほど・・・・・・・・・・Jewel of Doomか・・・・・・・・」
「そういうことです、でもこのことは伏せておいて下さいね♪」
「ああ、わかった」
「それじゃ、そろそろ帰りましょうか?」
「そうだな」
冬真は眠っているアルフェスとそれを抱いている杏子と車に乗せ帰路についた
そして、次の日
「アヴェンジャー壊滅?!突然のアヴェンジャー本部爆発」
と言う大きな見出しで新聞に乗っていた
無論、それが、アヴェンジャーを創設した2人の仕業とは解らないままであった
アヴェンジャーの本部が爆発して数時間も経つと麻痺していたはずの警察機構が復活し
原因を究明する為に動き始めた
世界政府の法機関が復活し以前のような平和なときが訪れる・・・・・・・・・
それから、数年が経った
2人を昔から知っている者達によれば「今更?」という感じもしたらしいが
アルフェスと杏子は結婚し一人の子供が産まれもう1人身籠もっていた
J・D事冬真とアルティナは2人で暮らしていたが
アルティナが冬真の子を身籠もっていることが判明し結婚した
そして、英雄は闇と共に埋もれていった
































The End





























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